手術の内容は複雑難解で説明が難しいのですが、例えば、当院の創の縫い方について説明をしてみましょう。外見からは縫い目が目立たないようにするために、皮膚表面の１ｍｍ奥を２ｍｍ間隔で縫合します。これを水平埋没縫合法と言います。糸は半年ほどすると自然に溶ける素材のものを使用しますので、「抜糸」の必要はありません。「抜糸」とは文字通り縫い目から糸を抜き出すことなので、痕がごくわずかに残ってしまいます。もちろん自然に塞がる性質の痕なので、見た目にはっきりと分かるというわけではありませんが、それよりも溶ける糸を使った方がより自然に手術跡が塞がるわけです。とにかく、正確できれいな手術を目指しています。

乳がんの手術では、入院が必要な場合もあります。
この場合は、適切な施設にご紹介いたします。

紹介施設
・オープンシステムの場合は、私が手術を行います。
・増田病院（西千葉）　　　
・千葉中央病院（小仲台）
・国立佐倉病院（佐倉）　　
・高根町整形外科（千葉）　
・その他

・千葉県がんセンター（仁戸名）　　　　担当医が手術を行います
・千葉大学病院一外科、二外科（亥鼻）　担当医が手術を行います
・国立がんセンター（築地、柏）　　　　担当医が手術を行います
・その他、専門医が居る施設