Q12. 抗がん剤の種類によって異なると思いますが、治療を開始して
  おおよそどの位の期間でしびれの治療をおえるのでしょうか?
A. 千葉大学医学部附属病院/脳神経内科 澁谷先生
これについてはお答えが難しいです。
抗がん剤による神経傷害がその程度であったのかが大きく影響すると考えますが、抗がん剤の種類や投与量、その患者さんが持っている併存疾患や栄養状態、更には飲酒量等にまで左右されうると考えます。
マスデータとしては、抗がん剤により約7割の患者さんが末梢神経障害症状を 呈し、6ヶ月以降にも後遺している方は約3割と言われています。
A. 椎名先生
治療中の症状が強い方の場合に症状の継続期間も遷延する傾向にあります。
通算の投与量が神経傷害に影響しますので、治療中の症状が強いときには無理せず主治医と投与量についても相談するとよいでしょう。

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