Q5. 患者さんから下記内容のお悩みが聞かれました。
   皆さんはどのように気持ちを維持されていますか?
乳がんは10年目が目安ときいているので、まだ心配です・・・
母が乳がんで骨転移になり、自分も心配、娘もいるので不安です・・・
再発や予後への不安で気分がふさぐことがあります・・・
A. 会員さま
どのコメントも、非常に気持ちわかります。
私はやっと手術後一年が過ぎたところで、半年に1度の受診が終わるとホッとすると共にまた半年先まで気持ちの変化がありながら過ごすのか…と重い気持ちになったりします。もう、これはなってしまった以上仕方のないことだと思うようにしています。私も、再発や予後への不安など…皆さんがどのように気持ちを維持されているか?気になりました。ひとまず、私がやっていることは…

@何か不安な症状があって気になる時は病院へ行く
この半年の間に「今までなかったところにほくろができて、大きくなっている気がする」「思い当たることがないのに、突然大腿の真ん中あたりが痛み出した」ということがありがんかな?骨転移だったら…などと考えてしまいました。でも考えていても仕方ないのでそれぞれ、皮膚科と整形外科に行きました。結果、何ともなかったので良かったのですが。

Aついつい、闘病のブログなど見てしまうが、あまり見すぎない!
治療前もそうでしたが、ついネットで色々検索してしまいます。闘病ブログなどステージ1からの骨転移等々、色々なことが載っていたりします。参考になるところがない訳ではありませんが、人は人、自分は自分、住んでいるところも違うのであまり見すぎないようにしたいと思っています。と、言いながら、たまに見てしまいます。

B自分が何のために元気でいたいか?考える
私は治療法を決めるとき考えましたが、何を優先するか、何のために再発をなるべく避けたいか?と言ったら、まだ子供の成長を見届けたいし、これからお金もかかるから仕事も続けたいし…ということが一番でした。そのためには気になる事があれば早めに先生に相談しながら、元気でいられるよう考えたいと思いました。

C同じ立場の人に話してみる
ももはな会もそうですが、入院中に知り合った方と時々連絡し、不安な気持ちをお互い吐露し合ったりしています。お互い「わかる〜」となる事も多く、気持ちが軽くなります。参考になるかわかりませんが、私も皆さんの気持ちの維持についてお聞きしたいです。
A. 椎名先生
再発に対する不安はどの方も、また時間が経っても皆さん感じているようです。
特に診察や検査の前になると心配が強くなると皆さんお話されます。
そのような時、皆さんはどのように対応していますか。
今回、会員さんからお答えいただいたアドバイスはどれも大事なことです。
ネットはしすぎると眼精疲労や睡眠障害の原因となり、むしろ気持ちが落ち着かなくなる可能性があります。心配事や自分の気持ちを同じ立場の人に話してみるのはよいことですね。ももはな会を通してご自身の気持ちを打ち明けてみて下さい。
専門家の先生のアドバイスには気持ちを整えるために、まず『行動に移してみる』ことが共通として語られております。
呼吸法や体操、些細な生活習慣など、ぜひ自分にあった気持ちの整え方を探してみてはいかがでしょうか。
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