【一般演題6】 題 名: 妊娠30週で緊急手術を要した原発性上皮小体機能亢進症の一例 所 属: 千葉大学耳鼻咽喉科、同産婦人科1)、同小児科2)、同第一内科3)、 同第二内科4)、千葉市立病院内科5) 氏 名: 仲野公一、小林伸宏、沼田 勉、今野昭義、清水久美子1)、 関谷宗英1)、安田敏行2)、石原 武3)、内田大学4)、 龍野一郎4)、寺野 隆5) 内 容: 妊娠29週に血清カルシウム値が高値であることがわかり(Cal5.4mg/dl)、千葉市立病院内科にて診断の得られた42歳の原発性上皮小体機能亢進症の症例である。持続していた膵炎に対して対症療法を続けた後に、千葉大学産婦人科へ転院。当科で実施した超音波検査にて甲状腺右葉裏面に腫瘤性病変(27×10×35mm)を確認した。当科にて手術を予定していたが、膵炎が悪化したため妊娠30週で緊急手術となった。その際、術直前に実施した単純MRI検査(T2強調脂肪抑制撮影)が病変の局在診断に極めて有効であった。術後6日で血清力ルシウム値は正常値に復し、妊娠34週で無事女児を出産した。 |