【一般演題4】 題 名: 巨大な甲状腺濾胞腺腫の一例 所 属: 千葉県がんセンター頭頸科 氏 名: 佐々木慶太、鈴木晴彦、小村 健、竹内洋介、重原岳雄、 原田浩之、嶋田文之 内 容: 患者は65才女性。25年前に前頸部腫瘤を自覚するも放置していたが、その後、徐々に増大するため、手術目的にて当科を受診した。初診時、前頸部に長径14cmの表面平滑、弾性軟の腫瘤を認めた。X線CT検査にて総頸動脈、内頸静脈は外側に著明に偏位しており、内部に石灰化病変が認められた。穿刺吸引細胞診検査はclassUaであり、悪性所見は認められず、反回神経麻痺もなかった。甲状腺左葉切除術を施行した。摘出標本の重量は707gであった。病理組織診断は濾胞腺腫であった。 |