授乳の話−1

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授乳と乳腺炎
 

乳腺炎は、乳がんと関係ありません。乳がんの原因でもありませんし、何年かして乳がんになることもありません。

乳腺炎とは、乳房の内部が化膿すること、つまり膿がたまることを言います。
赤くはれて、痛くて、熱が38度C以上出ることもあります。授乳中やその後1−2年の内におこることが多いようです。

治療法は(1)まず安静。授乳をしばらく休むことが第一です。心身ともにリラックスしてからだを休めることが大切です。
次に(2)くすり。抗生物質を使って、菌がからだ全体に拡がるのを防ぎます。
どうしてもだめな場合は、(3)切開して膿を出します。

乳腺炎と乳がん(特に授乳期の乳がん)の区別は、難しい場合があります。私たち専門医は、常に乳がんがないことを確認しながら乳腺炎の治療を行っています。




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