乳房手術後の補整パッドについて

乳房手術後のパッドには様々なものがあります。形・大きさ・重さ・素材・吸汗性・皮膚への感触など、パッドによって特徴が異なります。使用目的によって使い分けている方もいらっしゃいます。実際の使いやすさ、耐久性など、すでに使用している方の意見を聞いてみると参考になると思います。


パッドの素材ごとの特徴
(1)シリコン製パッド
 やや重みがありますが、内ポケット付きのブラジャーを使用すると、重みはさほど感じません。乳房全体の補整と身体のバランスの補整ができます。専用カバーがついていますので、吸汗性もあります。
(2)ウレタンフォーム(スポンジ)製パッド
 シリコンより軽いので、日常生活のリラックスしたい時などに好まれるようです。シリコンを少し加えてあるものや、水泳用のものなどもあります。

(3)ビニール製パッド
 ストローで空気を膨らませるタイプのもので、手術直後や、ちょっとした臨時の場合、スポーツの時などに、使いやすいようです。

(4)部分切除用パッド
 シリコン製、ウレタンフォーム製、オーダーメードのウレタンフォーム製などがあります。いずれも、カバーにスナップをつけてブラジャーに固定して使用します。

(5)オーダーメードシリコン製パッド
 ご自分の身体にあわせて作りますので、ご自分の本来のボディーラインや肌の色に近い補整をすることができます。全切除であっても、部分切除(乳房温存術による)であっても、パッドを作ることができます。費用がやや高価になる場合もあります

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