体格と乳がん

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体格と乳がん



 厚生労働省研究班による多目的コホート研究(JPHC研究)において、肥満指数(BMI)の高い女性の閉経後の乳がんのリスクが高いことが分かったそうです。

 研究班は、1990年と1993年に、生活習慣に関するアンケートを実施した、日本の10の地域に住んでいる40〜69歳の男女約56,000人を対象として、2002年まで追跡したそうです。

BMI 閉経前 閉経後
<19 1.0 1.0
19-20.9 0.9 1.4
21-22.9 0.9 1.4
23-24.9 1.0 1.6
25-26.9 1.1 1.5
27-29.9 1.5 1.6
30+ 1.4 2.3
 右の表のように、閉経前の女性では肥満指数(BMI)と乳がんリスクの関連は見られなかったのですが、閉経後の女性については、肥満指数(BMI)が30以上のグループは、19未満のグループに比べて、乳がんリスクが2.3倍高かったということです。

 また、身長と乳がんの関係では、身長の高い女性は閉経の前後に関わらず、乳がんのリスクが高かったそうです。

 詳細については、同研究班のホームページをご覧ください。

 この研究は、Annals of Epidemiology に発表されたそうです。

厚生労働省研究班「多目的コホート研究」より抜粋

 

H19. 3.16(池田)

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