タバコと酒とがん

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タバコと酒とがん



 タバコを吸う人で、お酒も飲む人はがんの種類に関係なく、がんで死亡する危険性が高くなるそうです。

 厚生労働省の研究班が、40〜59歳の男性約2万人を対象に、飲酒や喫煙などの生活習慣を尋ねるアンケートを行い、各自の健康状態を1990年から10年間にわたって観察した結果分かったそうです。

 肝臓がんは、「お酒をたくさん飲みすぎるとなりそうだな。」と感覚的に思いますが、それ以外のがん(これまで、お酒が直接がんの原因になっているとは考えられていなかったがん)についても、タバコを吸う人は、お酒の量に比例して死亡リスクが高くなるのだそうです。

 「時々飲む」人を基準にすると、「(日本酒に換算すると)毎日1合」飲む人は2・1倍、「毎日2合」飲む人は2・7倍、「毎日4合」飲む人は3・6倍と死亡リスクが高くなるのだそうです。タバコを吸わない人は、お酒の量が増えても死亡リスクはあまり変わらなかったそうです。

 先日、ビールにがんを抑制する成分があるというニュースをご紹介しましたが、やはり飲みすぎはよくないですね。特にタバコを吸う人はご用心。ご本人はタバコを吸わなくても、居酒屋などで周りの人のタバコの煙を吸っても同じだそうです。健康のため、飲みすぎには注意して、休肝日も作りましょう。


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