夜更かしは乳がんのもと?

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夜更かしは乳がんのもと?



 「Journal of the National Cancer Institute誌10月17日号」に掲載されたアメリカでの二つの研究(Fred Hutchinson癌研究センター Scott Davis、Harvard医科大学Brigham and Women's病院 Eva S.Schernhammer)によると、深夜1時〜2時まで仕事などで起きている人は、その時間に眠っている人と比べて乳がんが多いことが分かったそうです。

 人間には「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンというものが分泌されていて、深夜1時〜2時に分泌量がピークに達するのに、その時間に光を浴びるとメラトニンが十分に分泌されなくなるのだそうです。
 このメラトニンは女性ホルモンのエストロゲンを調節する働きもあって、メラトニンが十分に分泌されないと、エストロゲンが増えるのだそうです。エストロゲンは乳がんのがん細胞の増殖を促進する働きがあるので、乳がんの危険性が増してしまいます。
 つまり、夜更かし→メラトニンの不足→エストロゲンの増加→乳がんの危険という図式が成り立ちそうです。

 女性にとって、夜更かしは美容の大敵だけでなく、乳がんの危険を高めるもとであるとも言えそうです。できるだけ夜更かしはしないようにしましょう。

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