魚で肺がん予防?

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『魚をよく食べる人は、あまり食べない人に
  比べて、肺がんになる危険度が大幅に低い』


 愛知県がんセンター研究所が同センターで肺がんと診断された患者さん1,047人と、健康な4,163人の食生活を比較調査した結果、こういう事が分かったそうです。

 肺腺がんの場合、魚を食べる回数が増えるにしたがってがんになる危険性が低くなるそうです。週1回未満しか魚を食べない人と、週5回以上食べる人を比べると、危険性が男女とも0.5倍、約半分に減っていたそうです。

 また、肺がんでも、喫煙が主原因と考えられるは扁平上皮がんや肺小細胞がんでは、男:0.7倍、女:0.9倍であったそうです。

 ただし、同じ魚でも一夜干しや塩魚では不飽和脂肪酸が加工されている間に変化するためか効果がないそうです。

 日本人は欧米人より喫煙率が高いのに肺がんの発生率や死亡率は低く、これは、『魚に腺がん発生を抑えると考えられるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が多く含まれている。魚を多く食べる日本人の食習慣が欧米との違いの背景にあるのではないか』とのことです。


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