ピロリ菌はやっぱり胃がんの原因?

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ピロリ菌はやっぱり胃がんの原因?


 厚生労働省研究班による多目的コホート研究(JPHC研究)において、ヘリコバクター・ピロリ菌に感染したことのある人の胃がんのリスクは、感染したことのない人の10倍になることが分かったそうです。

 ヘリコバクター・ピロリ菌に感染すると、胃の粘膜が萎縮するそうですが、その粘膜の萎縮が進行するほど胃がんのリスクが高くなったそうです。


ピロリ菌陰性、ペプシノゲン陰性の人の胃がんリスクを1とした場合の胃がんリスク
  ペプシノゲン
陰性 陽性
ピロリ菌陰性 1.0 4.9
ピロリ菌陽性 4.2 10.1

 しかし、ピロリ菌に感染していても、全ての人が胃がんになるわけではないようです。

 また、研究班は、ピロリ菌の除菌療法についても言及していますので、詳しくは厚生労働省研究班による多目的コホート研究(JPHC研究)をご参照ください。

(H18/9/15 池田)


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