食生活パターンとがんリスク

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食生活パターンとがんリスク



 厚生労働省研究班による多目的コホート研究によると、食生活のパターンによって、胃がんや大腸がんのリスクが高くなることが分かったそうです。

 研究班は、平成2年に全国の4つの地域の人にアンケートを実施し、そのなかで、40〜59歳の人約4万人について約10年間追跡調査をしたそうです。

 研究班は、アンケートの結果、食生活のパターンを『伝統型(塩蔵魚卵、漬け物、みそなどが多い)』、『欧米型(肉類、バター、マヨネーズ、野菜ジュースなどが多い)』、『健康型(野菜、果物、海草、きのこ、ヨーグルトなどが多い)』に分類し、そのパターンのがんリスクを分析したそうです。
 その結果、胃がんについては男女とも伝統型のパターンがリスクが高く、大腸がんについては女性の伝統型、欧米型のパターンがリスクが高いことが分かったとのことです。

 胃がんと大腸がん、どちらも食生活パターンの度合いが強いほどリスクが高かったそうです。


 やはり、健康に配慮した、バランスのとれた食生活の方が、がんのリスクは低いようです。

厚生労働省研究班による多目的コホート研究から抜粋

H17.5.27 (池田)

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