お酒を毎日たくさん飲むとがんリスク増? |
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お酒を毎日たくさん飲むとがんリスク増? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
厚生労働省研究班による多目的コホート研究によると、1日平均3合以上飲む人は、時々飲む人と比べると1.61倍がんの発生率が高いことが分かったそうです。
研究班は、平成2年と平成5年に全国の9保健所管内の人にアンケートを実施し、そのなかで、40〜59歳の人約73,000人について平成13年まで追跡調査をしたそうです。
この調査の結果、男性について、飲酒の程度とがん全体の発生率との関係は次の表のような傾向があったそうです。
この表によると、男性については、毎日の飲酒量が増えると何らかのがんになる危険が高くなるようです。 女性は、毎日お酒を飲む人が少なかったようで、このような傾向はなかったそうです。 また、喫煙と飲酒の習慣とがんの発生率との関係は次の表のとおりで、たばこを吸わない人は飲酒量が増えてもがんのリスクはそれほど高くなりませんが、たばこを吸う人は飲酒量が増えるにつれがんのリスクも高くなっています。
研究班は、『いろいろな生活習慣病をまとめて予防しようと考えると、お酒は日本酒換算で一日1合(ビールなら大びん1本、ワインならグラス2杯)程度までに控えておいた方がよいといえるでしょう。』 とホームページ上で書いています。 この研究は、British Journal of Cancer (2004年12月14日WEB先行公開)に発表したそうです。 厚生労働省研究班による多目的コホート研究から抜粋 H17.1.7 (池田)
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