受動喫煙と肺がんの関連

BEFORE HOME NEXT

受動喫煙と肺がんの関連


 厚生労働省研究班「多目的コホート研究(JPHC研究)」のホームページで、受動喫煙とタバコを吸わない女性の肺がんとの関連についての報告が掲載されました。

 研究班は、全国の9保健所管内の40〜69歳のタバコを吸わない女性約2万8千人を対象に、平成16年までに平均13年にわたり追跡調査を行ったそうです。

 その結果、肺がんのうち腺がんという種類のがんのリスクは、受動喫煙のある人の方が、受動喫煙のない人の約2倍高かったそうです。

 また、夫の喫煙本数が多いほど、肺腺がんのリスクが上昇したとのことです。

 さらに、家庭だけでなく、職場での受動喫煙が加わるとさらにリスクが上昇するという結果が出たそうです。

 研究班は、『現時点で肺がんの予防に最も有効なのは喫煙をしないことですが、他人のたばこの煙を吸う機会もできるだけ避けるのが望ましいでしょう。 』と述べています。

 
H19.12.14(池田)

がんと生活に戻る

BEFORE HOME NEXT


Copyright. 1999
Kawakami Breast Thyroid Clinic.
All rights reserved