やっぱり塩辛いのは胃がんの原因? |
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やっぱり塩辛いのは胃がんの原因? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
厚生労働省の多目的コホート研究によると、食塩の摂取量が多い人ほど胃がんのリスクが高くなることが分かったそうです。 研究班は、1990年に岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県石川の4地域の40〜59歳の男女約4万人に生活習慣に関するアンケートを実施し、その後10年間追跡調査を実施したとのことです。 その結果、食塩摂取量によって5つのグループに分けて比較したところ、男性については、食塩摂取量が最も多いグループは、最も少ないグループの2倍胃がんリスクが高かったそうです。
また、いくら、塩辛、練りウニなどをよく食べる人に胃がんが多いことも分かったそうです。 塩蔵魚卵(たらこ、いくら等)
塩辛・練りウニ
胃の中の食塩の濃度が高まると粘膜がダメージを受け、胃炎が発生し、発がん物質の影響を受けやすくなるのだそうです。また、ヘリコバクター・ピロリにも感染しやすくなるそうです。 研究班は、『胃がんの予防のためには、高塩分の食品を減らすことが重要ですが、総合的な食塩の摂り過ぎは高血圧とも関連し、脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めるので、薄味に慣れるように努力しましょう』とも言っています。 この研究は、British Journal of Cancerに発表されたそうです。 厚生労働省研究班「多目的コホート研究」より抜粋 H16.1.16(池田)
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