厚生労働省の研究班の追跡調査で、肺の奥にできるがんもたばこの影響で危険性が増加することが分かったそうです。これまで、肺の奥にできる腺がんは、喫煙との関連性は少ないと言われていたのですが、喫煙者と非喫煙者とを比較して、男性で２．８倍、女性で２倍、がんになりやすいそうです。

　研究班は、全国の１１の地域で、４０〜６０代の男女計約９万人を、７―８年間追跡調査し、その結果、肺がんになった約４２０人について、調査の最初の時点での喫煙状況と関連を調べたのだそうです。

　「普及している軽い低ニコチンたばこを吸う人は、ニコチン摂取量を増やそうと無意識に深く吸い込む傾向があり、原因のひとつではないか」と研究班では言っているそうです。


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