厚生労働省研究班「多目的コホート研究(JPHC研究)」のホームページで塩分・塩蔵食品と、がん・循環器疾患の関連についての報告が掲載されました。
研究班は、全国の9保健所管内の45〜74歳の約8万人を対象に、平成16年まで追跡調査を行ったそうです。
塩蔵魚や干物の摂取量 |
相対危険度 |
最少グループ |
1.0 |
最大グループ |
1.11 |
たらこ等魚卵の摂取量 |
相対危険度 |
最少グループ |
1.0 |
最大グループ |
1.15 |
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調査の結果、右の表のとおり、塩蔵魚や干物の摂取量が最少のグループのがんの危険度を1とすると、最大のグループは1.11となり、たらこ等魚卵については、最大グループは1.15の危険度だったそうです。
胃がんだけでみると、塩蔵魚や干物は1.46、たらこ等魚卵は1.66のリスクになったそうです。
研究班は、『塩蔵や干物の魚類を食べることが多い人はうす味や生鮮ものを選択されると良いのではないでしょうか』と書かれています。
H22.2.12(池田)
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