朝日を浴びないと太りやすい?

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朝日を浴びないと太りやすい?



  日本大学薬学部の研究グループが、朝日を体に浴びないと太りやすくなる可能性があることを突き止め、時間生物学世界大会で発表したそうです。

 DNAに結合して時計遺伝子を作らせる「BMAL1」というタンパク質は、体内時計が正常に働くようにコントロールする働きがあり、夜間に増加するものの、朝日を体に浴びると減少し、一定量を維持しているそうで、これが増え過ぎても減り過ぎても、体内時計が狂ってしまうということです。

 細胞中でBMAL1が増えると、その細胞は脂肪をため込みやすくなり、BMAL1が減った細胞は脂肪をため込みにくくなるそうで、朝日を体に浴びるとBMAL1が減少するということは、脂肪をため込みにくい細胞になる=太りにくいということになるそうです。

 逆に言うと、朝日を体に浴びない生活を続けると、BMAL1が減少せず、脂肪をため込みやすい細胞になり、体内の脂肪が増えるということになりますね?。

 太りすぎもがん死のリスク高まる?のページで「太りすぎの人は、がんで死亡する確率が高くなる。」というニュースを紹介しましたが、朝日を浴びないとBMAL1が減少せず、細胞が脂肪をため込み太る、太るとがんで死亡する確率が高くなる。という図式が成り立ってしまうのでしょうか?。

 皆さんも規則正しい生活を心がけて、朝日を体に浴びてください。

 
H15. 9.16(池田)

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