乳がん検診の管理
一次検診
 37支部が実施した乳がん検診は、表−15のとおりで、専門医の指導管理のもとに実施されている。

二次検診の実施機関
 一次検診の結果、要精検と判定されたものに対する二次検診実施機関は、表−15のとおり、支部で実施するもの8支部、うち7支部は他の機関にも委託、すべて委託しているのは29支部であった。

乳房自己検査の指導
 乳がん集検効率化のため、乳房自己検査の指導の状況は、表−15のとおり、検診現場で指導するもの27支部、そのうち医師による指導12支部、保健婦による指導26支部、看護婦によるもの2支部で、このうち10支部は医師と保健婦の双方が担当している。

画像診断と精度管理
 X線(マンモグラフィ)及び超音波による画像診断の実施状況は表16のとおり、X線の対象者は50歳以上で間隔は2年に1回という12年度から導入された厚生省の「指針」に沿ったものが多く、超音波は14支部のうち、「医師の指示」と「精検」が、それぞれ4支部となっている。
 また、各都道府県に設置されている成人病検診管理指導協議会乳がん部会に支部関係の専門医などが参加しているのが23支部あった。



<「日本対ガン協会による集団検診の実施状況」より転載>

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