阪南中央病院労働組合の要求/見解/主張




ファルージャで多くの住民が殺され、傷ついている!
米軍はイラク民衆の殺りくをやめよ!
日本政府は自衛隊を撤退させよ!
イラク・ファルージャ住民に医療支援を!

 米軍は4月26日、イラク中部の都市ファルージャに対する激しい攻撃を再び開始しました。女性を含む多くの住民が犠牲となっています。4月29日には、ファルージャを包囲している米海兵隊が撤退で合意したと報道されましたが、まだあいまいな部分が多く本当のところは定かではありません。その数時間後に空爆が行われるなど、住民殺りくに終止符が打たれたとは言い難い状況にあることだけは確かです。米軍はこの間「停戦中」にもかかわらず、空爆を続行し容赦ない攻撃を続けてきました。4月はじめには、子供、女性、老人を含む600人とも1000人とも言われる住民を無差別に殺りくしました。他方、シーア派の聖地ナジャフでも米軍は包囲を強め、大規模攻撃に踏み出そうとしています。

 ファルージャ、ナジャフを始めイラクでは米軍の占領支配、大量虐殺に対する民衆の抵抗闘争(レジスタンス)が広がっています。もうこれ以上の住民殺りくを許してはなりません。「米軍はイラク民衆を殺すな!即刻撤退せよ!」の声を上げていくことは、自衛隊を派兵し米英軍のイラク占領に全面的に加担する日本の民衆の責任でもあります。

 ファルージャでは、市民救出に向かう救急車が攻撃されたり、医薬品が極度に不足し、戦火にさらされた住民が病院に行くこともできないまま命を落としています。2000人もの負傷者が十分な手当を受けられない状況が続いていると言います。国際的な反戦ネット「イラク占領監視センター(Iraq Occupation Watch)」バグダッド事務局はイラクへの医療物資の支援を全世界に要請しています。国内では「アジア太平洋資料センター(PARC)」が「ファルージャの病院へ、イラクの人びとへ日本の市民から医薬品を送ろう!」とのイラク緊急支援キャンペーンを行っています。私たちもこのような国内外の呼びかけに応えて、イラク住民に対する医療支援活動に取り組みたいと思います。労働組合として支援カンパを訴え、集約して、PARCを通じて「イラク占領監視センター」に送ります。  (2004年4月30日)




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