2月28日に阪南中央病院で行った講演会「チッソ水俣病関西訴訟と阪南中央病院」での三浦洋医師の講演録を発行しました。この講演会は、�@35年にわたる阪南中央病院と水俣病問題とのかかわり、�Aとりわけチッソ水俣病関西訴訟の勝訴に果たした役割、を確認し再評価するとともに、当日参加してくださった田中泰雄弁護士（Ｆさん訴訟弁護団）の最高裁のポイントについてのお話と合わせて、�B3月15日の水俣病認定義務付け訴訟（Ｆさん訴訟、溝口さん訴訟）の最高裁弁論への関心を喚起し、論点を提示するものでした。
　また資料として、この間の水俣病認定訴訟や水俣病と阪南中央病院の関わりについての新聞記事や、チッソ水俣病関西訴訟における医学論争（三浦医師の証人尋問）などを収録しています。
　講演会のあと、4月16日の最高裁判決、5月2日Ｆさん訴訟の控訴取り下げで、阪南中央病院の関わった訴訟はまた勝利を収めることができました。この講演録はその勝利を記念しての発行です。


（組合ニュース５２０９号　2013年6月17日　より）