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阪南中央病院労働組合の要求/見解/主張



2013年 
 
組合40周年の年を迎え、より一層団結を強め、働きやすい職場を守ろう!
執行委員長 玉木佐江美
 新年明けましておめでとうございます。
 昨年末、厳しい年末一時金交渉を闘いました。今年はより一層、賃金労働条件、雇用を守るため労働組合の存在意義が問われる一年だと考えています。
 
組合40周年、大きな節目の年
 今年は、病院設立、労働組合設立40周年の年です。病院経営の厳しい状況の中、病院の今後のあり方や労働組合にとって大きな節目の年だと言えます。この転換期、組合はより一層団結して対処していかねばなりません。
 雇用を守り、賃金・労働条件を守るためにも、労働組合として、経営分析をして病院の経営状況をよく把握しておくことはもちろんですが、地域の病院としての阪南中央病院の今後のあり方、地域医療の何を担っていけるのか、病院の今後の経営計画に対する提言等の必要性が問われています。組合員一人一人の思いや意見を出来るだけ出し合い、みんなで充分議論し対応していきたいと思います。執行部を始め、職場代表者の皆さん、それに一人一人の組合員がどれだけ団結を強め対応できるかにかかっています。今年は、安心して働きやすい職場を作っていくためにより一層みんなで力を合わせてガンバロウー!

安倍政権の医療福祉切り捨て策と闘おう!
 周りを見回してみると、私たち医療現場で働く労働者を取り巻く情勢は厳しく、政府の医療・福祉切捨ての政策は私たちのような地域医療を担う中小病院の経営をますます悪化させています。自民党・安倍政権になったことで、より一層医療・福祉に対する攻撃を強めてくるでしょう。早速、生活保護の切り捨てから手をつけようとしています。また消費税増税は医療・福祉に回すというのはまやかしでしかありません。前回の消費税増税も法人税減税分を補填しただけで社会保障は削減される一方でした。今回の引き上げでも、増税分を公共事業に使える抜け道を作っています。地域医療を守り、自分たちの賃金・労働条件を守るためにも政府・安倍政権の医療・福祉政策を批判する闘いを開始しましょう!
 
生活破壊、軍国主義進める安倍政権の政策に警戒と批判を!
 また、安倍政権はとても危険な政策を進める政権です。
 原発再稼動を進めようとしています。憲法改悪、自衛隊を「国防軍」にするなどの軍国主義化をめざし、アジアへの戦争責任や日本軍「慰安婦」の強制を否定、尖閣諸島への「公務員常駐」など、アジア諸国との緊張激化を進めようとしています。
 政財界、マスコミがそろって景気回復の期待を煽っていますが、安倍政権の経済政策(アベノミクス)は市民生活を破綻させかねない危険な政策です。日銀による金融緩和で、円安、株高に向かっていますが、マネー増刷、国債発行は、いずれ日本国債の暴落、人々が想像できないインフレで現金は実質価値を失うということになりかねない危険な選択です。
 大型公共事業=ばらまきの復活は、景気回復効果は一時的・限定的といわれており、ゼネコンへのくれてやりそのものです。「防災」を口実に消費増税分もそちらへ使われてしまいかねません。このような「人からコンクリートへ」の逆戻りは、私たち労働者の生活をより一層脅かすものになっていくでしょう。
 労働組合は、労働者人民の生活と権利を守る組織として、このような安倍政権の批判を強める活動を粘り強く闘っていこう!

(組合ニュース5201号 2013年1月10日発行より)

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