11月30日、人権講演会として「医療機関における職員間の暴力・暴言・ハラスメントの実態と対策」と題し、名桜大学の鈴木啓子教授(精神看護学)を講師に招いて開催されました(主催は人権推進委・安全衛生委、組合後援)。100名が参加しました。
鈴木さんは、まずこれまでの医療現場における職員間のハラスメント調査(主に静岡県)を紹介、身体的暴力、言語的暴力、性的暴力に分類してその特徴を紹介されました。後半は、『モラルハラスメント』(マリー=フランス・イルゴイエンヌ著)に基づき、職場の暴力・暴言・ハラスメントを「モラル・ハラスメント」と括って、その具体的内容、組織としての対策、個人の取り組みを講義してくださいました。
参加者のアンケートでは、モラルハラスメントについて理解できた∞ハラスメントと指導の境界について理解できた(もしくは難しい)∞医療現場での実例のひどさに驚いた∞自分の加害者(もしくは被害者)になっているかもしれないと見直すことができた∞組織としての予防と対策が重要∞当院の取り組みもまだまだこれから∞経験を共有できる場が必要∞小さなことでも声をあげることが大事%凵X、の多くの感想・意見が寄せられました。
今回の講演や参加者から寄せられた声を大事にして、今後も組合は、安全衛生委員会、人権推進委員会を通じて、取り組みを進めていきたいと考えています。みなさんの前向きなご意見・ご協力をよろしくお願いします。
なお、この講演のDVD貸し出し、配布資料の頒布を行っていますので、安全衛生委員会事務局(医療安全管理室もしくは組合事務所)までお問い合わせください。
(組合ニュース5177号 12月22日より)
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