画集「湖国の画家　北村富三」刊行いたしました。


「湖国の画家　北村富三」画集に対して次のようなお言葉をいただいております。

北村富三の絵は本格的なリアリズムであり、それは安井曽太郎に通じ、わが国ではたいへん貴重です。その理由は、こうです。 わが国の油彩画は印象派→フォーヴィズム→熱い抽象の系列が圧倒的に強く、リアリズム→キュビズム→冷たい抽象の系統が弱いです。（これはヨーロッパの近代絵画史とは異なります。） それを象徴するのが、前者の梅原龍三郎と後者の安井曽太郎です。 その意味で、この本は、あまり知られていない北村富三を紹介する本であると共に、わが国の近代絵画史にひとつの修正をせまる本でもあります。　　　　木村重信（兵庫県立美術館名誉館長） 作品の所在など情報の少ないなか短期間に立派にまとめら刊行されたことお慶び申し上げます。　石丸正運様 澤井さんのお父上は画家でしたか、驚きました。近江の出身で、安井曾太郎とも交流があったと知り、再びビックリです。 人体デッサンもしっかり描けていて、油絵も相当の画力を持ち合わせていた画家だったのですね。 当時、安井曾太郎、猪熊玄一郎、宮本三郎らと並ぶ、画家とは・・・。 安井曾太郎からのハガキの資料も実に興味深いものです。　　加藤義夫様

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