2004年6月11日に兵庫県記者クラブで資料配付したプレスリリースです

第5回地震火山こどもサマースクール「Mt.Rokkoのナゾ」のご案内

第5回地震火山こどもサマースクール「Mt.Rokkoのナゾ」実行委員会」
(日本地震学会・日本火山学会・人と防災未来センター・兵庫県)
委員長 橋本学(京都大学防災研究所、日本地震学会理事)

 (社)日本地震学会と(特)日本火山学会、兵庫県、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センターが共催で、小中高生に地震や火山のしくみや大地の営みを体感してもらうこどもサマースクールを、8月7,8日の両日、人と防災未来センターや六甲山で実施いたします。

 地震学会や火山学会に所属する第1線の研究者や学校教育関係者らが、6年前からほぼ毎夏に行ってきたサマースクールを、阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震10年を目前にした今年8月、六甲山を舞台に開催するのは、このプログラムを通じて、子どもたちが地震や火山噴火がなぜ起きるのかだけでなく、生きている地球像を自分なりにイメージし、自然災害の本質をつかんでもらうのが目的です。

 一方的な講義や解説ではなく、野外におけるさまざまな地形や地層の観察や,身近な食材や自分の身体を使った実験というゲーム感覚で好奇心を刺激するプログラムを通じて、ふだん見ている景色が実は地震や火山噴火などの大地の営みによってできあがっていることなどを、自ら見いだしていくプログラムを工夫しています。

 特に、地震学会がこの種の事業を実施するきっかけは、大きな被害が起きてしまった兵庫県南部地震にあります。「神戸で大きな地震が起きるとは知らなかった」という声は、専門的な研究だけに終始していたこれまでの学会あり方に反省を迫られたことがきっかけでした。その意味で、ここ数年間、各地でサマースクールを積み重ねてきた成果を、人と防災未来センター、兵庫県と共に、六甲山という兵庫県南部地震/阪神・淡路大震災と深い関係がある地で開催することはとても意義があると考えております。

 両学会は、自治体や文科省などとの共催、後援を得て、以下のような活動を行ってきました。(http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/kodomoss/
「丹那断層のひみつ」(1999年8月、静岡県函南町など)
「有珠山ウオッチング」(2000年8月、北海道壮瞥町、虻田町など)
「2001地震火山・世界こどもサミット」(2001年7月、東京都伊豆大島町)
「活火山ふじのひみつ」(2003年8月、静岡県富士市)

 第1回目の函南町には、1930年11月26日に伊豆北部で272人の死者を出した北伊豆地震(M7・3)を引き起こした丹那断層が地表に現れ、天然記念物として保存された活断層が公園となっています。参加した地元の小学生が「幼稚園の頃からこの公園で遊んでいたけど、活断層のことは今日初めて分かった」と話してくれたことがとても印象的でした。兵庫県南部地震から10年、ふと目に入る六甲山が長い間の地球の営みでここにあることを自然と意識してこの地にくらす人たちが増えることが、地域の防災力向上に不可欠だと私たちは考えます。
 大人の視線で子どもたちに教えるのではなく、クイズやゲームを多用して、子どもたちが好奇心をめいっぱい膨らませながら、「六甲山はなぜここにあるの? 有馬温泉もあるけど火山かな?」「六甲山って何歳だろう、甲山とどっちが年寄りかな?」などというMt.Rokkoのナゾに取り組んでもらいたいと願っています。この行事に、多くの子どもたちが参加できるよう、記事でご紹介いただければ幸いです。

 なお、当日の取材もお待ちしておりますが、子どもたちの安全などのため、取材場所などについて一部制限させていただくこともあります。詳しいことは当日受付でご説明いたしますが、事前のお問い合わせは、こちらまでEmailでお願いします。

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