お年寄りの健康と幸福をねがって        社会福祉法人 和光会


    グランモア 和光苑 & もばら和光苑
和光苑日記3

2006/1/12(木)
 実は、この一週間ほど、体調が良くなくて毎日咳き込ん
でいます。今年に入ってから、のどに痛みが発症してい
て、数日前より、主治医の先生に処方してもらって、お薬
を服用しています。現在は、毎日「マスク」をしているので
すが、咳がひどくて、ぱっと見たところは、「ひどい風邪」を
ひいているように見えます。しかし、熱は無く、動かずにじ
っとしていれば、普通に生活できるのですが、動き回った
り、外へ出たときなど、外気温?が急激に変化するとき
に、激しい咳き込みがします。診断名は、「アレルギー性
の気管支炎」といったところです。ところですというのは、
血液検査などをしても、なにも引っかからずに、原因がつ
かめていないということなのです。それでも、毎日ゼホゼ
ホと、激しく咳がでるので、とても苦しいです。咳き込む
と、一瞬、体中の筋肉が緊張するので、とても体力を消耗
します。そんな訳で、とても疲れやすく、また今は薬の副
作用で、毎日ボーッとしています。薬を服用すると、急激
に眠くなって、咽喉の中がカラカラに乾いて、とても気分
が良くないです。この咳き込みは、実は、4年前にも発症
していて、その時には約5ヶ月間も続きました。主治医の
N先生には、「しょうが湯」でも飲んで、じっとしているのが
一番よいと言われています。昨日の朝礼では、「風邪では
ないので入居者にはうつらないから、心配しないで・・・。」
と、申し送りをしたぐらいです。苑内でも、行き交う入居者
や職員達から、心配そうに声をかけてもらい、余計な心配
をかけていることに、申し訳ない気持ちの方がいっぱいで
す。まあ、そんな訳で、マスクをした私を見かけても、あま
り心配しないでください。f(^.^;

2006/1/11(水)
 今日の夕刊の記事で、長崎県のグループホーム火災で
7名もの死者を出したことを受けて、総務省消防庁は、社
会福祉施設の防火体制を強化する方針をすると掲載され
ていました。そして、特に大惨事となった小規模のグルー
プホームなどにも適用を広げる方向で検討に入ったそう
です。一昨日の「和光苑日記」でも書いたように、スプリン
クラーや火災報知器の設置基準や義務付けが、特別養
護老人ホームの設置基準と、認知症高齢者グループホー
ムの設置義務の違いについて、今週中に学識経験者や
施設関係者、消防庁・厚生労働省職員をメンバーにした
「検討会」を立ち上げて、どの施設に、どの程度の防火設
備を義務付けるかを議論するそうです。ただ、火災報知
器やスプリンクラー設備は、設置する建物の規模によって
数百万〜一千万円程度の費用がかかるため、この設置
の義務化は、施設にとって大きな負担なります。検討会で
は、現実的にどの程度の防火体制が可能かを見極めな
がら議論されそうです。同じ事故は二度と出したくありま
せん。しかし、このような設置基準の見直しは、これから
認知症高齢者グループホームを立ち上げることを検討し
ているものにとっては、更なる設置負担を強いられること
になります。もばら和光苑は、火災報知器は設置しました
が、スプリンクラー設備までは設置していません。既存の
施設の場合には、どうなるのでしょうか? これからの検
討会の動向に注目していきたいと思います。

2006/1/10(火)
 一昨日の長崎県のグループホーム火災は、重体だった
入居者の1人が亡くなり、合計7名の死者を出す、大惨事
となってしまいました。昨日の「和光苑日記」でも書きまし
たが、早速今日の午後、地元消防署の消防官が三名尋
ねてきて、いきなりの施設内監査と聴聞がありました。い
ちを施設見学といわれましたが、先の長崎県での老人ホ
ーム火災を受けて、市内の管轄施設を見て回っていると
のことでした。見ていただいた評価は、「現状で特に問題
無し」との結果をいただきました。(^o^;
 やはり今回沢山の高齢者が死亡した大惨事の影響で、
急に消防署をはじめとする周りの状況が騒がしくなりまし
た。関係団体からも、再度の避難訓練等を実施すること
や、緊急時の体制確認をするようにとFAXがいっぱい届
いています。昨日の「和光苑日記」にも書いたように、特
別養護老人ホームの施設運営基準や設置基準と、認知
症高齢者グループホームの設置基準の違い等について、
先の消防官の方々にも色々とご報告申し上げました。
 いずれにしても、同じ様な事件が二度と起こらないよう
に、我々もしっかりとした意識と行動をしていくことを再度
確認したいと思います。「防災非難訓練」については、出
来るだけ早い時期に、もばら和光苑(グループホーム)で
行ってみたいと考えています。しかし、今回のような火災
事故が起こると、本当にあっちこっちからFAXや連絡網が
回ってきて、これでもかというほどたくさんになります。とも
かく、もばら和光苑の職員の「緊急対応」や「防災意識の
研修会」について、早急に考えたいと思います。(;^_^A

2006/1/9(月)
 昨日の未明、長崎県大村市陰平町の認知症高齢者グ
ループホームから出火、全焼しました。入居者の高齢者9
名のうち、6人が死亡されています。他の入居者3人のう
ち、1人が意識不明の重体となっています。焼け落ちたグ
ループホームの現場写真が新聞に載っていますが、とて
も悲惨な状況であったことが見てとれます。とても他人事
とは思えません。 出火の詳しい状況はわかりませんが、
高齢者が大勢暮らす施設としては、絶対にあってはなら
ない事件です。我々も、グランモア和光苑では毎年、地元
消防署の協力のもとで、「防災非難訓練」を行っています
が、できれば実践で体験したくないと思っています。もばら
和光苑(グループホーム)では、開苑間もないということも
あり、まだ入居者の「防災非難訓練」を行っていません。し
かし、今回のような火災事故のニュースが起こると、なる
べく早くやっておきたいとも思います。もばら和光苑での
職員の「緊急呼集訓練」についても、一度は考えておかな
いとなりません。
 グランモア和光苑では、いろんな形での実践的な訓練
を試しています。今回のような「認知症高齢者グループホ
ーム」での火事は、元々、国の基準には該当していない
(想定されていない)ので、多分これから色々と指導の通
知が出てくるものと思います。特別養護老人ホームなどの
施設運営基準には、さまざまな縛り(基準)があり、それに
対する指導ができています。介護保険制度が始まってか
ら、ようやく広まりだした「認知症高齢者グループホーム」
に対しては、そのような基準も無く、例えば、特別養護老
人ホームには必須の「スプリンクラー設備」も、グループホ
ームには、設置基準がありません。建設費用の問題もあ
りますが、今の厚生労働省には、そこまでの思考はありま
せん。しかし、いずれそんな指導か設置基準が出来てくる
と思いますよ。(^-^; その他にも、色々ありますが、それ
はさておき、今回の火事で亡くなられた方々のご冥福をお
祈りしたいと思います。そして、このような事件が、二度と
起こらないように、しっかりした対策等を示してほしいと思
います。

2006/1/8()
 新年早々から、のんびりどころか、公私共に多忙の数日
間でした。先日、聖光会病院に入院されたもばら和光苑
のKさんが、翌日の未明に亡くなられました。数えで、95
歳でした。入院ごに私がうかがった時には、点滴により、
一時的に良くなっていて、しばらくの入院で回復されるも
のと思っていましたが、そのまま帰らぬ人となりました。し
かし、年齢的にも、申し分の無い天命であったと思ってい
ます。
 和光苑としては、市原のグランモア和光苑で、ショートス
ティでの利用から、お付き合いがはじまり、もばら和光苑
の開苑と同時に、一番乗りで入居者となられた方でした。
私としては、まだまだお付き合いが出来る方だと思ってい
ましたので、残念な思いもあります。そして、同日同時刻
に、私の祖母も亡くなりました。Kさんと同じく、数えで95
歳になります。子供の頃には、いつも泊まりに行っていた
母の実家の祖母でした。晩年は、袖ヶ浦市の実家の近く
にある某特別養護老人ホームに入居されていて、かれこ
れ10年目となります。本当は、グランモア和光苑に入居さ
せたかったのですが、グランモア和光苑の出来る半年前
に、某特別養護老人ホームに入ってしまいました。本人曰
く、実家の近くで、昔からお世話になっていた某先生の老
人ホームだから、そして住みなれた土地で暮らしたいとの
ことでした。そんな意思のしっかりした祖母でしたので、入
所中でも、なかなかの人気者でした。いつだったか、新年
の初詣に姉崎神社へ、グランモア和光苑の入居者と出か
けたら、遠くから私の名前を呼ぶ声がして、振り返ると、祖
母の入っている老人ホームの皆さんも初詣に来ていて、
祖母も楽しそうにしているのが見てとれました。その後に
面会に行ったときにも、とても楽しそうにしている様子か
ら、グランモア和光苑でなくても、本人の気に入ったところ
であれば、どこでも良いと思うようになりました。そんなハ
キハキした祖母も、棺の中で冷たくなっているのを看たと
きには、涙が止まりませんでした。そして、悲しんでいる間
もなく、連日の通夜・告別式、火葬から納骨へと葬儀に追
われていました。そんな公私共に忙しいのは、初めてのこ
とで、特に身内の葬儀は、仕事柄慣れているとはいえ、と
ても大変でした。(;^_^A

2006/1/5(木)
 今日のグループホームもばら和光苑では、お昼頃に、
開苑以来はじめての救急車の依頼となりました。意識が
無くなって、救急車で聖光会病院へ搬送されたのは、90
歳をすでに超えている入居者のKさんです。年齢的には、
かなりのご長寿にはいられる方ですが、ここ数日は、食事
量も少なくなっていて、昨日も近所の某医院に通院して、
検査を受けていたところです。その担当医の先生にも報
告したところ、昨日の内に点滴をしておけばよかったと話
されていたそうです。幸いにも、私が聖光会病院へ駆けつ
けたときには、目を閉じていて意識はありませんでした
が、手足の反応はあり、手を握れば、握り返すほどの動き
にまで回復していました。病室で、その状態を確認してか
ら、待合室へ呼ばれて、担当の看護師さんとの打合せ(最
近のご様子等々の説明)を済ませました。待合室には、担
当医の先生から、病状についての説明を受けていたご家
族がいらして、その打合せ時に同席しました。昨日の通院
時の結果も、ご家族に報告してあり、検査結果が今日で
るはずでしたが、その前に救急車で病院へとなってしまっ
たため、急遽、病院での面会となってしまいました。しか
し、今回も、容態の急変から、病院への搬送、受診へとス
ムーズに、事が運びましたので、和光苑としてはホッとし
ているところです。Kさんも、しばらくは入院となりそうです
が、早く状態が回復して退院されることを願っています。
 今日の私は、救急の報告を出先で受けたため、車に家
族連れで長柄町まで駆けつけたので、病院を出てから
は、茂原アスモへ行って、映画「チキンリトル」と「あらしの
よるに」の二本立てで観賞しました。私が気に入ったの
は、夕方から見た「あらしのよるに」の方で、狼とヤギの友
情を描いたアニメでした。結果は説明しませんが、最近の
アニメの中では、一番面白く楽しめました。子供達にも、
いい映画を見せることが出来たと思います。皆さんにもお
勧めします。(o^v^o) 今日は、私用と公用も一緒くたでバ
タバタした日となってしまいましたが、大事な場面(病院)
で、ご家族と会うことができましたので、まあ良しとしましょ
う。(^o^)v

2006/1/4(水)
 今日巷では、新年の仕事初めです。朝から直行で「もば
ら和光苑」へ出勤しました。私的には、三が日のお勤めを
終えて、少しゆっくりしたいところですが、今日は、茂原市
役所で「新年交歓会」が催されるということで、朝から茂原
へ出かけました。この「新年交歓会」という催しは、それな
りの財界人の方々はごぞんじのようですが、新年の祝賀
パーティーといった集まりのようです。私には始めてのこ
とで、市原市では経験のないことでしたが、茂原市では、
毎年恒例で茂原市と茂原市商工会議所の主催で、茂原
市役所市民室(ホール)を会場に、約270人もの方々が出
席して、年頭のご挨拶を、お互いにする場でした。この日
出席されていた某老人ホームの施設長さんの話では、地
元選出の代議士や県議・市議、地元の企業や商店主、教
育関係者など、各種業界の皆さんが一同に会していると
のことです。そして、この「新年交歓会」で、年賀の挨拶を
済ませることで、いちいちそれぞれの事業所や会社へ訪
問して「年頭の挨拶」をするよりは、一度に沢山の挨拶が
できるので便利とのことでした。これは茂原市だけのよう
で、他の市町村では行っていないようでした。そういえ
ば、県の「新春賀詞交換会」は聞いたことがありますが、
茂原市でもやっているというのは知りませんでした。市民
室でのご挨拶式が終わると、隣接のレストランでの立食
パーティーは、砕けた雰囲気のなかにも、それぞれに名
刺交換や、年賀のご挨拶をされていて、私としては、同業
の施設関係者の皆さんしか判りませんでした。それでも、
普段は会うことのない方もいらしていて、楽しいお話をう
かがうこともできました。それにしても、けっこう緊張したひ
と時でした。(^-^;

2006/1/3(火)
 年末年始のお泊りも無事に終わりました。三が日も今日
一日となり、どうにか無事に終えることができそうです。昨
日の夕方の報告では、39度の熱発者が一人いましたが、
深夜には熱も収まり、昨夜は無事に就寝できました。この
三が日の出来事としては、和光食堂入り口に飾ってある
正月飾りの「鏡餅のミカン」が、毎日、何度も無くなってい
ることぐらいで、今朝はなんと、ミカンの剥いた皮だけが
残っていました。調理職員の話では、毎日、入居者のSさ
んが食べているとのことで、今日は持っていかずに、その
場で食べているところを発見したそうです。異食もあるSさ
んです。さすがに硬い御餅(鏡餅)は食べられなかったらし
く、美味しいミカンのみを食されていたようです。ミカンは、
毎日補充していたそうで、今朝のミカンが最後の一個だっ
たようです。今日の鏡餅は、ミカンの無い御餅のみが飾ら
れています。この三が日も色々とありましたが、元旦から
「書初め」「カラオケ」と連日の盛り上がりで、新年も楽しい
幕開けとなりました。

2006/1/2(月)
 今朝のTVニュースで、新年早々から御餅を喉に詰まら
せたという事故が報道されていました。亡くなられた方が
2名、重体で入院された方が15名というニュースに心が痛
みます。毎年のことですが、一向に無くなる気配がありま
せん。これから更に高齢化社会になろうとしています。こう
いった事故も、更に増えていくのでしょうか?
 昨日のグランモア和光苑でも、異食事件がありました。
昨日は、元旦の「書初め」で、入居者の皆さんが墨と筆
で、思い思いの新年の抱負を書きました。そんな中で、こ
れまでは異食などされない方が、いきなりたっぷりと墨を
筆に漬けて、口の中に入れてしまいました。あっという間
の出来事でしたが、他の入居者の介助に気を取られてい
た職員は、その行為を止めることができませんでした。真
っ黒になってしまった顔、すぐに口腔清拭を施して、飲み
込んだと思われる墨を吐き出させ、その後に「うがい」と、
白湯を飲ませて、墨の痕跡を薄める処置を施しました。ち
ょっとした一瞬の出来事ですが、我々が普段から、その場
にいるお年寄り全員に、目配り気配りをしていなければな
らないという、要注意を実感した事件でした。幸いにも、そ
の後も容態の急変等もなく、無事に過ごしていらっしやる
ご本人の様子観察は、夕方まで続けられました。新年元
旦早々から、緊張感のある一日となりました。

2006/1/1()
 明けましておめでとうございます。今年も、和光苑を、よ
ろしくお願い申し上げます。\(_ _)_(._.)_m(_ _)m
 11年目に入った「グランモア和光苑」、昨年9月に出来
たばかりの「もばら和光苑」、社会福祉法人和光会とし
て、新しい時代に入った一年目となります。両苑共々、お
互いに協力して、地元の皆様に愛されるような施設運営
を目指して参りたいと思っていますので、皆様の暖かいご
支援ご鞭撻を、これからもよろしくお願い申し上げます。
 昨夜のNHK紅白歌合戦は、白組の勝ちでした。夜遅くま
で、入居者の皆さんと、花の広場の大型プラズマ・テレビ
の前で観戦していました。夜食?に、差し入れの美味しい
「ブルーベリー・ケーキ」を、皆でいだきました。「紅白も、
最近の歌手や曲は、よくわからない。」と、入居者の皆さ
んと一緒に、ああだこうだといって、盛り上がりました。(^
◇^) そのうち、地元の昔話に話題が飛んで、懐かしい人
の名前や、昔のエピソードなどなど、楽しい会話は、更に
盛り上がりました。(*^▽^*)v



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ご家族の皆様と共にご支援をします。
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