お年寄りの健康と幸福をねがって        社会福祉法人 和光会


    グランモア 和光苑 & もばら和光苑
和光苑日記2

2005/4/5(火)
 このところの和光苑の中では、暖かい気候と共に、「蚊の
大量発生!!」が起こっています。ここ数年間は、このような蚊
の大群は出ていませんでしたので、問題にもなっていません
でしたが、今年は例年とは違い、蚊が大量に発生していて、
真っ赤な血を吸って太った蚊が見つかったりしています。(☆
o☆) 蚊取り対策も、具体的な方法になると、最近の若い職
員達には考えが及ばず、以前に和光苑で行っていた対策方
法を指示しておきました。経験値の足りない職員の情報は、
やはり沢山の経験をさせることから学ぶ必要があると、あら
ためて思っています。(^.^) それにしても、私の知らないうち
に片付けられてしまっていた「蚊取り対策」の備品と道具探し
に、無駄な時間を掛けてしまいました。(-_-#) 早急に取り付
けと再設定をやり直したいと思います。後は、蚊が大量に生
み出されている場所を特定して、早急に対策をする必要が
あります。今回は、場所の特定が出来ていないので、発生
場所を特定するまでに少し時間が掛かりそうです。(;^_^A

2005/4/4(月)
 今日は急な休日返上で、永野事務長と、雨模様の中を車
で東京への日帰り出張でした。午後になって、お天気はよく
なりましたが、やはり車の運転は少々疲れました。さて今日
の出張は、東京霞ヶ関の全社協ホールで開かれた日本自
転車振興会(ケイリン)主催の「平成17年度公益事業振興補
助事業交付内定連絡会」に出席するためです。
 正式には、諸手続きが終わった後に決定がされるのです
が、その申請手続きの方法などを聞くために、今日の出席を
求められました。正式な「補助決定通知」をもらった訳ではな
いので、ここでは詳しい内容については、触れることができ
ませんが、今年の夏頃までには、グランモア和光苑に「車椅
子ごと乗れる新しい軽自動車(スローパー)」が一台増えるこ
とになると思います(まだ内緒です)。また正式に公表できる
ようになりましたら、すぐにお知らせしたいと思います。(^-^)
 日本自転車振興会さんからは、公表できるようになったら、
「ケイリン(競輪)の売上金の一部を、社会福祉事業に寄贈し
て、公益事業への社会貢献を積極的に行っている」と、逆に
いっぱい宣伝するようにと言われてきました。決定通知をも
らったら、しっかりと皆様にご報告して、宣伝したいと思って
います。それまでは、内緒ということでいきます。(o^v^o)

2005/4/3()
 先日(30日)に引き続き、今日もお花見外出で入居者とご家
族、4月行事委員が大勢出かけていきました。おまけとして
今年入った新人4名もいっしょです。出かけた先は、毎年恒
例となった出光中央研究所の研修センター内の日本庭園で
す。今年の桜前線の開花予報が外れて、今年の桜はまだ満
開というほどには咲いていませんでした。やはり桜は満開で
ないと、盛り上がりに欠けるところがあります。そんな中で
も、我がグランモア和光苑の一行は、楽しさを求めて、すぐ
お隣にある「東京ドイツ村」へも足を伸ばしてみました。東京
ドイツ村では、桜に限らず、菜の花をはじめとして、色とりど
りの花が沢山咲き乱れていて、春爛漫といった風情で、参加
者の笑顔もばっちりと、皆さん全員が楽しそうに過ごしていま
した。幸いにも、好天に恵まれて、とても楽しい一日を過ごす
ことが出来ました。(^o^)

2005/3/31(木)
 昨日今日は、和光苑の中に缶詰状態です。平成16年度末
ということもあり、お仕事が山のように続いています。今日の
午前中で、ようやく目鼻がついて、ホッとしたところです。とり
あえず私のノルマ(大仕事)は終わりました。後は、細かい修
正程度のお仕事と、今夜の市役所での介護認定審査会の
みとなりました。この間、新年を迎えたと思ったばかりなの
に、もう明日には4月1日の声を聞くようになり、月日の立つ
のも早くなりましたね。明日から、新年度を向かえて、お仕事
としては、新しい年となります。(^O^)
 平成17年度は、どんな年になるのでしょうか? 和光苑とし
ては、新しい事業展開も控えていて、また一段と忙しい年に
なりそうですね。もばら和光苑も、何人かの職員が決まりだ
して、いよいよ開苑が近づいてきたことを実感します。工事
のほうも、設計事務所と建設業者さんが頑張ってくれている
ので、今のところは順調に進展しています。このまま事故も
なく無事に開苑を迎えられるように祈りたいと思います。

2005/3/30(水)
 明後日(4月1日)には、『個人情報保護法』が施行されま
す。5.000人以上の個人情報を取り扱っている企業や事業所
に適用されます。昨今の「振り込め詐欺」等々、さまざまな犯
罪が横行する時代に暮らす私達にとって、人事とは言えな
いような日本になってしまいました。グランモア和光苑は、こ
の『個人情報保護法』が適用されません。5.000人以上の個
人情報を取り扱っている事業所ではないということです。し
かし、高齢者福祉のお仕事は、入所者や利用者、そのご家
族のプライバシーに関わる重要な個人情報を、お預かりして
いるので、「私達には適用されないから関係ない」というよう
なものではありません。いくら適用外であっても、お一人お
一人の大切な個人情報を取り扱う立場の人間として、やはり
施設内外を問わず、しっかりとした管理体制を行っていきた
いと考えています。今は、どのようなところが個人情報の漏
洩になりうるかとか、どのような管理体制が万全なのかを検
討中です。もともとある程度の個人情報管理を行ってきてい
ましたので、更に強化していくには、何が必要なのかも検討
しなければなりません。そのような意味でも、新しい『個人情
報保護法』が施行されることで、私達の意識もあらたになり
ます。( ^3^)/

2005/3/28(月)
 今日は雨の中を、千葉市にある千葉県労働者福祉センタ
ーで開催されている『福祉サービス苦情解決制度に係わる
第三者委員等研修会』に参加しています。主催は、千葉県
運営適正化委員会です。今回の研修会には、千葉県内の
社会福祉法人・NPO法人・財団法人及び株式会社等の介護
保険・支援費制度関係の法人や事業所の役職員や第三者
委員が約200名参加されています。社会福祉法人和光会と
しても、私と法人(和光会)第三者委員の方(民生委員)と、二
人で参加しました。
 開会あいさつは、千葉県運営適正化委員会副委員長(苦
情解決部会長)の小糸武巳氏。事務局のオリエンテーション
の後に、四つの講義が一日がかりでありました。
 講義1. 『「千葉県運営適正化委員会における福祉サービ
ス苦情解決の現状と課題」〜第三者委員活動の役割及び
現状と絡めて〜』、同委員会事務局長の岡澤久臣氏。講義
2.『「利用者サービスの向上に向けた苦情解決事業の現状
とそのあり方」〜相談援助の視点から〜』、城西国際大学福
祉総合学部福祉文化学科助教授の北本佳子氏。講義3.
『「福祉サービス利用者・当事者に寄り添いつつ進める相談
援助活動」〜中核地域支援センターにおける実践事例から
福祉サービス利用者の権利擁護について考える〜』、中核
地域支援センターがじゅまる(市川圏域)センター長の朝比奈
ミカ氏。講義4.『「福祉サービス苦情解決事業から見た福祉
サービス実践の課題」について』、淑徳大学社会学部社会
福祉学科助教授の小木曽宏氏(同委員会苦情解決部会委
員)の四名です。各氏の現状報告や講義は、今福祉サービ
ス事業者が抱えている課題や問題を、どのように考えなが
ら取り組んでいくかというお話でとても参考になりました。で
も疲れました・・・。(^_^;

2005/3/26(土)
 今日は、朝から通勤ラッシュの中を、東京都新宿まで出か
けてきました。東京女子医科大学・弥生記念講堂で開かれ
た『認知症(痴呆症)の人のためのケアマネジメント』(主催・認
知症介護研究・研修東京センター)に出席しています。参加
者は、800名!!  こんなにも関心が高い研修会だったとは考
えもせず、もうビックリです。
 今回の主題は、『認知症(高齢者)ケアマネジメント推進モ
デル事業について』で、「いつでも、どこでも、尊厳ある生(生
命・生活・人生)を共にめざして」というサブタイトルがついて
います。開会挨拶は、今日の主催者の認知症介護研究・研
修東京センター長の長谷川和夫先生でした。先日の千葉県
での千葉県高齢者福祉施設研究大会の時に、長谷川先生
の講演を伺い、とても感銘をうけていましたので、今日の「認
知症ケアマネジメント」には、ぜひ参加したいと思っていまし
た。冒頭の長谷川先生の挨拶からして、とても貴重なお話を
聞くことができました。基調講演では、厚生労働省老健局振
興課の香取照幸課長の「これからの認知症高齢者ケアとセ
ンター方式の展開」について。事業説明では、認知症介護
研究・研修東京センター/ケアマネジメント推進室長の永田
久美子氏の「モデル事業のねらいと概要報告」で、これから
の認知症ケアの方向性など、中身の濃い説明を聞くことが
できました。(これは面白いです。)
 その後の実践報告1では、石川県加賀市の介護老人福祉
施設サンライフたきの里・施設サービス部長の東裕紀氏と、
福岡県の大牟田市痴呆ケア研究会・副代表の谷口和子氏
のモデル事業でのケース事例の報告。お昼をはさんで午後
からの実践報告2では、宮崎市健康福祉部介護長寿課介護
サービス係の主任技師・妻木美香氏と、京都長寿すこやか
センター相談部・保健師の加藤文子氏の実践例のお話を聞
うかがい、この「センター方式」のケアマネジメント方法につ
いての具体的な概要がわかりました。
 この四氏の報告が、とても中身の濃いものであることは、
聞いている時間が、あっという間に過ぎてしまっていたことで
もわかりました。そして何よりも聞いていて楽しい内容でし
た。(^-^) それぞれに説得力のある方々で、心の中で「う〜
〜ん!!」とうなっていました。(^〇^) 今のグランモア和光苑
で、これ(入所者一人当たりにつき、16ページもの、アセスメ
ントシートの作成!! )が、できるかというと、とてもできそうに無
いというのが現実かもしれません。
 「センター方式」の幾つかのパートは、今の和光苑でも、す
でに実践しているものですが、更に取り組まなければならな
い項目も多く、今の私たちの力量では、とても厳しいものが
あります。しかし、認知症高齢者のアセスメント・ツールとして
は、とてもすばらしい内容のものであることは、十二分に理
解することができました。o(^o^)o 今回は、深く考えずに一人
で来てしまいましたが、大失敗でした!! 募集案内を、もっとよ
〜く確認して、和光苑の皆で来て、聴講するべきでした。(東
京など)遠いところでの研修は、ついつい皆に声をかけづら
く、今回は一人分の申し込みしかしていません。沢山の認知
症ケアの資料と、これだけ中身の濃〜い楽しい内容で、参
加費1,000円は安いです。交通費はかかるけど・・・。(^.^;
 最後のパネルディスカッション「認知症の人のためのケア
マネジメントの今後に向けて」では、高齢者ケアに関わる著
名な6人のパネラーが壇上に座りました。船橋市前原在宅
介護支援センター長の助川未枝保氏、(社)全国介護福祉士
会長の田中雅子氏、全国痴呆性高齢者グループホーム協
会理事の岩尾貢氏、(社)尾道市医師会長の片山壽氏、東近
江市長寿福祉課介護庶務係長の外村俊夫氏、(社)呆け老
人をかかえる家族の会理事の永島光枝氏です。コーディネ
ーターには、大正大学人間学部教授の橋本泰子氏がまとめ
役になり、それぞれの立場と視点から貴重なご意見を伺うこ
とができました。それにしても、皆さんが篤い思いで、限られ
た時間いっぱいに語られて、聞いている我々も熱くなってき
ました。それにしても、一人で来たことが悔やまれるほど、中
身の濃〜い楽しい一日でした。(o^v^o) 次回、6月11日に開
催予定の東京会場(場所は、まだ未定らしい・・・)の「認知症
ケアマネジメント研修」には、しっかりと皆を参加させたいと
思います。( ^3^)/

2005/3/24(木)
 昨日一昨日、二日間の横浜への日帰り出張は、やはり疲
れました。(^-^;色々と勉強にはなりましたが、今日は体がだ
るく調子が良くありません。だんだん無理も利かなくなってい
るようです。明日後日も、東京女子医科大学へ「認知症(痴
呆症)高齢者ケア研修」に出かけます。勉強もほどほどに???
 (;^_^A
 このところ夕方の元町は、ケアワーカーの皆がいっぱい集
まっています。(^o^) 昨日の夕方も、事務所も支援センター
も、どのパソコンの前にもケアワーカーの誰かが陣取ってい
ました。グランモア和光苑では、毎年半期(4月・10月)ごと
に、「個人別状況票」と「ケアプラン」の見直しが行われてい
ます。もちろん、随時で見直しの方もいらっしゃいますが、基
本的には、定期で4月1月付けの見直しを行っていて、各入
居者の担当ケアワーカーが、ご本人の最新状況への「情報
書き換え」を行っています。日々のケース記録とは別に、い
っせいに見直しが行われるため、この時期の苑内のパソコ
ンは、席の取り合いで、どのパソコンにも誰かが座っていて
活気があります。別のところでと思って移動しても、しっかり
と誰かが座っています。あと一週間は、この光景が日替わり
で続くものと思います。グランモア和光苑の職員は、みんな
パソコンを苦にしていませんね。(^.^)

2005/3/23(水)
 昨日今日と、雨模様の中で、横浜市みなとみらい21のパシ
フィコ横浜・国立大ホールで開催されている『全国在宅介護
支援センター研修会』の二日目は、ホテル・コスト(宿泊費21,
000円)節約による日帰りの出張研修です。体力的には、ホ
テルに泊まったほうが楽ですが、通えない範囲内でもない横
浜では、二日間の「日帰り出張」もやむお得ないところです。
(お天気が良ければ、車の運転も、少しは楽なのに・・・)
 今日の研修会は、シンポジウム「在宅介護支援センターの
地域包括支援センターへのバージョンアップの可能性(〜な
すべき事業課題と具体的な対応〜)」です。コーディネーター
には、昨日講演をされた大阪市立大学大学院教授の白澤
政和氏。シンポジストには、1. 『「担当地域ケア会議」の理解
と運営方法について』、宇都宮市在宅介護支援センターこと
ぶき所長の長川原しのぶ氏。2.『「認知症(痴呆症)高齢者の
早期発見と治療・対応」について』、日本社会事業大学大学
院教授の今井幸充氏。3.『「虐待防止ネットワークづくり」「権
利擁護」「独居高齢者対策」等の事業について』、(青森県相
馬村)特別養護老人ホーム長慶苑施設長の三上直樹氏。4.
『「地域支えあい事業(介護予防)推進の方法」等について』、
稲城市福祉部高齢障害介護課支援センター長の香山芳子
氏の四名です。パワーポイントを使っての、各氏の現状報告
や検証は、今私たちが抱えている課題や問題と同じで、ただ
うなずくものばかりでした。しかし、全国区の在宅介護支援セ
ンター研修会で発表されるだけあって、現在実践している先
進的な取り組みや事例は、他の在宅介護支援センターや、
そこで働く職員にとって、とても有益となるような内容の発表
であり、我々もぜひ活用しなければならないものが、沢山あ
りました。和光苑でも、まずできることから始めてみたいと思
っています。

2005/3/22(火)
 今日明日は、横浜市みなとみらい21にあるパシフィコ横
浜・国立大ホールで開催されている『全国在宅介護支援セン
ター研修会』に参加しています。主催は、全国在宅介護支援
センター協議会で、厚生労働省と全国社会福祉協議会が後
援になっています。今回の研修会には、北は北海道から、
南は沖縄県まで全国の在宅介護支援センター及び在宅介
護支援センター関係の事業所の職員や管理者が約1,000名
も参加されていて、パシフィコ横浜・国立大ホールの広い会
場は、熱気に包まれています。
 開会式、オリエンテーションの後に厚生労働省老健局計画
課長の川尻良夫氏の「介護保険制度改革と地域包括支援
センターについて」という行政説明がありました。説明内容に
ついては、ここでは詳しく触れませんが、介護保険制度が、
より複雑化して、現場の動きが悪くなることや、地域格差が
大きく開き、先進的・意欲的な市町村以外は、高齢者福祉の
大幅な後退が待ち受けていることだけはわかりました。よく
もまあこんなに引っ掻き回して介護保険制度をボロボロにで
きるものだなあと感心しました。厚生労働省老健局が、本当
に高齢者福祉のことを考えていないことだけはわかります。
たった5年しかたっていない介護保険制度を、まったく別もの
といえるようなシステムへ変更する担当者が、一貫性の無
い制度改革へ突き進む様は、おかしさを通り越して、呆れて
しまいます。 まあ大体の方向性は見えましたので、今後の
和光苑としての方針で、どのようにこの歪んでいく介護保険
制度と、地域の在宅高齢者との福祉を紡いでいくかを、微力
ながらも頑張りたいと思います。
 講演では、「これからの在宅介護支援センターの在り方」と
「在宅介護支援センター事業推進マニュアル」について、大
阪市立大学大学院教授の白澤政和氏よりお話をうかがいま
した。これはとても勉強になりました。現在謳われている
多々の情報のまとめをされているようで、私なりに総括編と
考えればよいかと考えました。このところ、部分的な視点ば
かりに目を向けていたので、在宅介護支援センター創設を
謳った15年前から、今日に至る「在宅介護支援センター」の
存在(必要性!!)。そして在宅介護支援センターの、これからの
「地域包括支援センター」へのバージョンアップまでを、点で
はなく線で捉えた高齢者福祉や障害者福祉の展開は、白澤
政和先生の知識の豊富さを物語っていて、とても参考になり
ました。もう一度、在宅介護支援センター設立の初心に戻っ
て、まず自分の立ち位置を見直し、これからの在宅介護支
援センターの在り方を目指すべきというお話に、おもわずう
なづいていました。
 次のワークショップでは、「在宅介護支援センター事業推
進マニュアル」の活用事例について、相模原市保健福祉部
保健福祉総合相談課主査の小林憂志氏、川崎区基幹型在
宅介護支援センター相談員の中澤伸氏、高砂荘在宅介護
支援センター長の浜野修氏、それぞれの皆さんから、現在
取り組んでいる実践例を、貴重な体験を交えて、様々な視
点のお話をうかがい、また会場の参加者との質疑応答の中
から、とても参考になるご意見を聞くことができました。今回
もわざわざ忙しい中を、横浜まで出かけてきた甲斐がありま
した。全国区の集まりで、いろんな取り組みをされている事
例の数々は、今の私たちの住んでいる千葉県や市町村の
取り組みとの違いや、姿勢の良し悪しもわかり、とても参考
になります。

2005/3/20()
 今日も一日が、あっという間に過ぎてしまいました。という
のも、お昼から入居者と一緒に外出行事『和光苑観光/東
京マル秘ナイト・ツアー』で、お出かけしてしまいました。今回
は、バスの運転手役です。お年寄りの皆さんと一緒に「東京
見物」と洒落込みました。といっても、大型の運転手として出
かけているので、結構しんどい一日ではありました。帰って
きたら、半日で約140キロも走っていました。疲れるはずです
よね。
 それでも出来たばかりの「羽田空港・第二ターミナル」の見
物にはじまり、「東京タワー」見物など、なかなか面白い観光
でした。東京タワーでゆっくりしすぎて、最後のお台場見物
が車窓からの夜景見物となってしまったのは、少し残念でし
たが、東京タワーの夜の照明を、真下の駐車場から見上げ
ての景色には、真上に見えたお月様のシロ色と、オレンジ色
に光り輝く東京タワーのコントラストが、とても幻想的で、感
動ものの嬉しさでした。
 最近出来たばかりの「羽田空港・第二ターミナル」は、ガラ
ス張りのハイカラな建物で、「掃除が大変だねー!!」なども所
帯じみた話をしてしまいました。これだけガラス面を多用して
いると、見た目はすばらしいですが、メンテナンスは悲惨な
ほど経費がかかるのではないかと、余計な心配をしていまし
た。
 一緒に行った皆さんは、生まれて初めて真近かで見る巨
大なジェット機に、ただビックリ!! いつも空を見上げてみてい
た飛行機を上から見下ろしながら、周りで働く小さな人達に、
「ほ〜!!」とため息をついていました。しかし、目の前で勢い良
く離陸していくジェット機を目の当たりにして、もうビックリ!! 感
動と感心で呆然としていました。
 東京タワー観光も、これまた、生まれて初めて真近かで見
る巨大なタワーの真下で、ビックリ!! そして大展望台へエレ
ベーターで昇ってからも、大東京の街並みに、「ほ〜!!」とた
め息をついていました。お天気も良く、強い日差しの差し込
む大展望台は、日曜日ということもあり、大勢の観光客でご
った返していました。ある方は、しっかりと見下ろしながら、
「あれは何でしょうねぇ・・?」と、浜離宮庭園を、しきりに覗い
ていました。今話題の、お台場のフジテレビも、レインボー・
ブリッジも、とても良く見えました。ほとんどの参加者にとっ
て、初めての東京見物が、絶好のお天気に恵まれて、最高
のお出かけとなりました。
 先日リニューアルしたばかりの東京タワーは、とても明るく
綺麗な場所になっていて、とても親切なスタッフさんのおか
げで、大勢の車椅子軍団にも、いやな顔ひとつせず、色々と
手配と気配りをいただき、とてもスムーズに見物ができて感
謝しました。まさか車椅子のお年寄りが大勢尋ねていって
も、これほどしっかりと手配をしてくれるとは思っていません
でした。東京タワーのスタッフの皆さん、本当にありがとうご
ざいました。
 夕食を、東京タワー内ですませた頃には、外も暗くなってき
ていて、東京タワーにも照明が燈ると、幻想的な光景が現れ
て、東京の夜空に鮮やかに浮かび上がる東京タワーは、本
当に感動する夜景となりました。そんな感激を味わいなが
ら、ついつい出発を遅らせてしまい、ハトバスのいなくなった
広〜い駐車場に、グランモア和光苑のバスと私達だけが、
のどかに夜空を見上げていました。参加者の嬉しそうな笑顔
に、時間の許す限りゆっくりしていきたいと思いました。
 久しぶりの夜のドライブは、東京の夜景を横目にマイクロ
バスの運転手でした。都内の運転は、苦にしていませんが、
バスで夜の運転というのは、結構疲れました。帰苑した時に
は、無事に帰れた安堵感からか、何も考えずに帰宅しまし
た。グランモア和光苑の外出行事で、夜の外出は初めての
ことでしたが、良い体験をさせてもらいました。3月行事委員
の頑張りと働きには、本当に感心しました。下見をしない、ぶ
っつけ本番の企画にしては、よく成功しましたね。みんなの
協力があってのことだと思います。いいチームワークを見せ
てもらいました。本当に、ご苦労様でした。

2005/3/18(金)
 今日は、お休みをいただいて、愛妻と二人で、息子の小学
校の卒業式に出席しました。ほんとうに、あっという間の6年
間でした。卒業式の式典の間も、ビデオカメラをかまえなが
ら、この6年間ことを色々と考えていました。一番の違いは、
身長が伸びて、成長著しいということです。体育館の中で遠
くから見ていても、すぐにわかるほどで、クラスの中でも、2
番目に体格が良く、隣の子供さんと比べても頭ひとつ分ぐら
い出ています。私にとっては、子供の成長と、このグランモア
和光苑の成長が、しっかりリンクしていて、グランモア和光苑
が出来た年に、この長男が幼稚園に入りました。子育ても、
グランモア和光苑の成長も、色々な楽しみと苦労の連続でし
たが、息子の小学校卒業と、グランモア和光苑のこの10年
間が、丁度ひとつの節目のような気がして、感慨深いものが
ありました。そして、これからまた新しい成長の時代に入るの
かと思うと、双方の成長を見守る気持ちに、新しい気持ちの
切り替えが必要かも・・・・などと、色々な思いの中で考えて
いました。どっちも私の期待どうりの成長に、将来性を託した
いと思います。

2005/3/16(水)
 今日は早朝から慌しい雰囲気の和光苑でした。元町の事
務所前では、レントゲンの検診車が横付けされて、医師と看
護師が慌しく動いていました。そうです、半年ごとに実施され
ている「定期健康診断」の準備です。入居者と職員の健康診
断を同時に実施するために、訪問健康診断の(財)千葉県民
保健予防財団さんにお願いしています。ことしも恒例の健康
診断で、皆さんが手際よく準備と手配を行なっていました。
半日で全てを終わらせるので、段取りとスムーズな行動が
求められます。今回もお昼前には、無事に終了することがで
きました。
 私の方は、午後から千葉市内の某ホテルで開催された
「(財)千葉県高齢者福祉施設協会」と「デイサービスセンター
協会」の平成16年度通常総会に出席しました。1時からデイ
協会、2時から高齢協会の総会に、それぞれ続けての出席
です。今朝、事務長から「ネクタイを締めてどこへ?」と言わ
れて、高齢協会の総会に行くと言ったら、自分が行かないも
のだから、すっかり忘れていたと言われてしまいました。
 最近は事務長も忙しそうなので、少しでも負担を軽減でき
たらと思って、(情報収集の)研修会や各種の総会等に出る
ようにしていますが、おかげで、ほとんど和光苑にいないと
いった状況になっています。まあ私などがいなくてもグランモ
ア和光苑は、しっかりと皆で支えいてってくれるので、このま
まいなくなっても、心配ないのかもしれません。
 話が横道にそれてしまいましたが、今日の総会で大きな変
化がありました。(財)千葉県高齢者福祉施設協会で長い間、
会長を務めてきた清水光任会長が、今年度限りで勇退する
ということになりました。今度の新会長には、長生共楽園の
理事長の林正彦先生が就任されることになりました。千葉県
の高齢者福祉のさきがけとして、両氏共に活躍されてきまし
たが、世代の交代ともいえる総会となりました。それぞれの
勇退と新任のお話も、やはり千葉県の高齢者福祉と高齢者
福祉施設のこれまでと、そしてこれからの千葉県という内容
で、中身の濃いお話をうかがいました。 普段からあまりお
会いすることの無い高齢協会の役員さんの交代ですが、千
葉県内の高齢者福祉施設のまとめ役として、これからも頑張
っていただきたいと思います。

2005/3/15(火)
 今日も一日が、あっという間に過ぎてしまいました。少ない
在苑(出勤)日数で、山のような業務をこなしていました。夕方
には、年度末最後の「全体職場会議」が、夜勤者を除く全職
員の出席で開かれました。この4月から新しく採用される新
人5人の内の3名も参加しました。残りの2名は、今日が「学
校の卒業式」ということで欠席でした。今日の新人3名は、昼
間の防災非難訓練で実施された「心肺蘇生法・救急救命訓
練」から参加していますので、おとなしさもどこへやらと、やた
らと元気で、逆に先輩である職員の方が声も小さく、おとなし
いという逆転現象を起こしていました。あまりのおとなしさ
に、おもわず「猫をかぶってどうするの!! 普段の元気な大声
はどうしたの!!」と、叫んでしまいました。(^O^)
 新人の前で、猫をかぶっても、どうせすぐにばれるのに、
何を考えているのか・・・、結局、休憩時間には、いつものギ
ャァ!! ギャァ!! ワイワイ!! と、お茶菓子用の「調理パン」の取
り合いでした。ばればれジャン・・・!!。和光苑の職員の元気の
良さは、その明るさと真面目さで持っています。いつもどおり
の{「騒がしいほどの元気印」でいいんです。ありままに自分
をだしてくれればいいと思っています。それが和光苑の良さ
だと思います。(^o^)
 今日の午後に突然の来客がありました。先日亡くなられた
入居者のSさんのご家族が来苑されて、「職員の優しい対
応」に感謝の言葉をと伝えにきてくれました。Sさんが和光苑
で生活されていた時にも感じていたそうですが、先日の通夜
葬儀の夜に、一通りの葬儀が引けてから、和光苑の職員達
が大勢で訪ねてきてくれて、焼香を手向けてくれて、涙を流
してくれていたとのことでした。その事を伝えに来てくれたの
ですが、仕事を離れても、これだけ一生懸命に自分の親を
看ていてくれたことに、とても感謝しているとのことでした。そ
んな職員の好意に、少しでも感謝の意を示したいとの申し出
に、「お気持ちだけで十分です」と、丁重に辞意を伝えてお
帰りいただきました。次回は、「自分の入居を申し込みに来
ます」とのお話に、いつでもお待ちしていますと、明るく答え
ておきました。老親が亡くなられてから、まだ日の浅い、多分
まだ「葬儀の後の忙しい時」だと思いますが、そんな中を、わ
ざわざ和光苑へ訪ねていただき、それだけでも十分にあり
がたいことだと思っています。

2005/3/13()
 昨日、あるご夫婦が和光苑を訪れました。もちろん事前に
アポイントがあってのことです。ご夫婦のお話は、一年ほど
前に亡くなられた元入居者Hさんの遺産のことについて、そ
の一部を和光苑に寄附したいという申し出でした。ご親族の
皆さんで遺産分与を行った後の話として、皆さんの意向で、
10万円を和光苑に寄附したいということになったそうです。
事前に市役所へ相談に行っており、直接、和光苑を訪ね
て、寄附申し出をされるようにと勧められたそうです。当初
は、丁重にお断りさせていただいたのですが、亡くなられて
一周忌を終わり、ご親族皆さんのご希望ということで、ありが
たくいただくことにしました。
 和光苑では普段から、入居者や利用者の皆さんからのお
中元・お歳暮、あるいは寄附等の申し出をお断りしていま
す。皆さんからは、介護保険の利用料以外は、いただかな
いようにしています。これは和光苑の基本方針であり、職員
全員が同じ様に対応しています。先月のバレンタインデーの
時にも、ある入居者から職員にチョコレートをあげたいから、
人数分を買ってきてほしいという依頼がありましたが、ご本
人とお話して「お気持ちだけいただきます」と、丁重にお断り
しました。この方は、チョコレートをあげて満足されると思い
ますが、その様子を見ている他の入居者さんは、「私もあげ
なければ・・・」と思われる方もいます。お一人の方からいた
だくと、他の方々も同じ様に考えます。グランモア和光苑に
は、生活保護を受けて入居されている方々もいらっしゃいま
すし、少ない年金でやっと入居されている方々もいます。こ
れ以上お金のかかる生活を強いることになりかねない行為
は、私達自身から律していかないと、肩身の狭い思いをされ
る方が出てしまいます。大勢の高齢者をご支援していく上
で、できる限り公平に向き合うためにも、このような金品の授
受はしないようにしたいと考えています。
 先のご夫婦のように、退所された方で、その後のご親族の
話し合いが済んでからの意向であれば、お断りするべきで
はないと考えました。その間にも、色々な話題がありました
が、入居中のHさんの思い出話や、和光苑の若い職員たち
がお年寄りの介護を頑張っている様子などなど、話題は尽
きませんでした。そのご様子から、私達の介護方針に感謝
の気持ちがいっぱいで、何かの形でお礼をしたいというご希
望に対して、むげにお断りし続けることも、はばかられると考
えました。人が感謝の気持ちを表すのに一番の表現は、楽
しかったことや、嬉しかった言葉を素直に伝えることがとても
大事ではないかと思いました。そんなお気持ちのこもったお
考えに感謝して、今回のご寄附をありがたくいただくことにし
ました。

2005/3/12(土)
 厚生労働省老健局から、とても分厚い書類が郵送されてき
ました。さて何でしょう? 以前にも(昨年?)書きましたが、介
護保険関連の「介護事業経営実態調査票」です。今年も!!、
無作為抽出の中から選ばれたそうです。今年も・・・?!!
 何故いつものことなのでしょうか? 千葉県内だけでも、約
150軒もの特別養護老人ホーム(指定介護福祉施設)がある
のに、またまた選ばれました。無作為抽出で選ぶよりも、順
番にしてもらえないでしょうか? 毎年毎年、千葉県の監査資
料と同じ様な資料を作ります。選ばれないところ(他の施設)
は、いまだに一度も選ばれていません。今回の「介護事業経
営実態調査票」も、介護給付の見直しの参考資料にするそ
うです。私達施設の首を絞めるための資料作りです。別に
私達の施設に問題がある訳ではありませんが、毎年、忙し
い時期を狙って送りつけてくることに不満があります。どうせ
なら、千葉県に提出している監査資料を集めて、使ってもら
えないでしょうか? またしばらくは、この資料作成のため
に、各部署の主だった職員が忙しい中を頑張ります。こんな
山のような書類の資料が、本当に活かされているなら、こん
ないい加減な(介護保険)制度にならないと思います。書面と
数字だけで、介護の現場を判断する人たちの考え方に、私
は共感できません。生身の人間を相手にしている老人ホー
ムの実情は、厚生労働省には届かないことを実感する報告
資料作りです。

2005/3/11(金)
 少し悲しいお話をします。(T.T) 和光苑には、このところ
「訃報」が多く、気持ちが沈みがちというお話です。今年に入
ってからの「訃報」が急激に増えており、私の身近だけでも、
もう二桁を超えています。近年になく多い、と感じているこの
ごろです。もちろん入居者の訃報だけの話という訳ではあり
ません。在宅生活を送られている方々が、そのほとんどで、
長期入院中の元利用者もいらっしゃいました。どの方も、イ
ンフルエンザなどによる病死ではありません。高齢による天
命といえるものばかりですが、それにしても今年は新年早々
から多すぎると思います。今週は、二日に一回のペースで、
連日の通夜法要に参列しています。明日も、一件の葬儀に
参列する予定です。(T_T)
 このような忙しい日々は、いくら天命といっても、悲しいで
すよね。先週、ある葬祭場などは、ほぼ連日のように訪れて
いましたが、そこの職員の話では、一月の後半から、ほとん
ど休み無しでお仕事(法事)だったそうです。私も、こんな年は
初めてです。その理由を考えていると、気候の寒暖の変化
が激しすぎるということ以外には、説明がつきません。
 高齢者の葬儀だけでなく、まだ若い方の事故死(交通事
故!!)も、二件ほどありました。交通事故は、あっという間のこ
とですが、いきなり人生を絶たれる悲劇です。特に身近な
方々にとっては、訃報ではなく悲報です。その連絡を聞いた
ときなど、何と声をかけてよいのか、言葉になりませんでし
た。私の2005年は、こんな悲しい話ばかりで始まっていま
す。今年は、本当に良い年になるのでしょうか?

2005/3/10(木)
 昨日の横浜観光ツアーの同行で、かなり疲れました。朝も
やっと起き上がるというほど、心身共に疲労困憊です。(もち
ろん入居者と一日中一緒に過ごせて、とても楽しい一日だっ
たことは確かですが・・・) そして、今日一日のとても長く感じ
たこと、心身共に、とてもくたびれていましたが、平時の多忙
な仕事は待ってはくれません。一日で茂原から大網まで、分
刻みの行程で走り回っていました。夕方には戻り、昨日亡く
なられた在宅利用者さんの通夜法要に参列して、今日の長
〜い一日が終わりました。本当に長い長い一日となりまし
た。今日は、早く寝ましょう・・・・。(+.+)(-.-)(_ _) ..zzZZ

2005/3/9(水)
 さて今日は楽しい外出行事の日です。私も道案内を兼ね
て一緒に同行しました。行き先は、横浜八景島シーパラダイ
ス(水族館)&横浜中華街での夕食(飲茶食べ放題)です。総
勢19名という大人数で、マイクロバスとワゴン車(車椅子・荷
物車)の2台編成で、この時期にしては珍しい、小春日和の
温かさと、めったに凪(なぎ)などない横浜港や八景島。本当
に信じられないくらいの穏やかな外出日よりとなり、参加者
全員がウキウキ、見も心も軽々と心地よいドライブでした。
 横浜八景島シーパラダイスに到着すると、皆で集合写真。
水色の大ブリッジを歩いてわたり、イルカをテーマにした新
水族館「ドルフィン・ファンタジー」へ入りました。昨年の夏に
オープンしたばかりの新しい施設です。明るい館内は、イル
カとのふれあいの場、シロイルカの幻想的な泳ぎは、見るも
のをひきつけます。その愛くるしい表情も、見るものの心を
楽しくしてくれました。o(^o^)o
 「ドルフィン・ファンタジー」で楽しいひと時を過ごした後に、
本館の「アクア・ミュージアム」へ移って、それぞれの楽しい
ひと時を過ごします。アクア・ミュージアムでは、一階から三
階まで吹きぬけた巨大水槽の中に、何千匹? 何万匹? と
数え切れないほど色とりどりの魚達が群れていて、私達も海
中にいるかのような気持ちにさせてくれました。きっと龍宮城
は、こんなところかも・・・? (⌒‐⌒)
 そんな嬉しい気持ちにさせてくれるところでした。お年寄り
の皆さんも、ただただ幸せと感じていただけたようで、ご家族
と一緒に幸せな時間を過ごしました。楽しい時間は、過ぎる
のも早く、名残惜しそうにバスへ乗り込みました。八景島から
中華街までは、ほんの30分ほど。車窓から横浜港や山下公
園、マリンタワーを横目に、中華街の朝陽門が見えてきまし
た。生まれて初めての「横浜中華街」は、穏やかな気候と、
ゆったりした時の流れがあり、目的の中華のお店まで、皆で
散策しながらの移動となりました。
 おなかいっぱいの夕食も楽しく、その後の食後の散歩も中
華街の散策です。見るものも珍しく、また美味しそうな中華饅
頭やシュウマイなどなど、お土産もたくさん買い込んで、色
鮮やかなチャイナタウンの夜景の中を、皆でワイワイと車椅
子の団体さんでした。そういえば、昨年からメインストリート
が「石畳」の歩道と車道になり、歩道との段差も少なくして、
車椅子のお年寄りが観光に訪れても、結構自在に移動でき
るようになったことがあります。きれいに敷き詰められた石畳
は、見た目も良く、車椅子に優しい場所になりました。こんど
機会があったら、ぜひ横浜中華街へ車椅子で訪れてみませ
んか? 美味しい中華も待っていますよ。(^o^)千葉県から
は、アクアラインであっという間です。高速代は少し高いけ
ど、たまには贅沢なお出かけも楽しいと思います。(∩.∩)

2005/3/8(火)
 今日は、第26回『フード・ケータリングショー』・第5回『厨房
設備機器展』に調理部の職員3名と一緒に出かけてみまし
た。毎年、東京有明にある「東京ビックサイト」で開催されて
いる給食設備や器具・食器類の大展示会です。このショーで
は、主にホテル業や調理業、レストラン関係の人たちが多い
のですが、近年は、介護や福祉、学校給食などの職場でも、
給食調理業務にたずさわる方々にとっては、とても勉強にな
る展示会です。和光苑の職員(主に栄養士さんや調理師さ
ん)は、年々新しくなる食器や調理器具、新しく開発された調
理方法や調理食材などなど、いろんな最新情報の収集をす
るために、皆で出かけていきます。もちろん調理部門の職員
研修が主な目的ですが、毎年少しずつ新しい食器に入れ替
えている入居者や利用者用の食器類の下見というのも目的
の一つにしています。(^-^)
 今年は、可愛らしい彩の食器や、色物の陶磁器製の食器
など、これまでにない新色を製品化しているものもたくさん出
展されていました。一緒に出かけた調理主任は、積極的に
資料をもらって、来年度の新食器の選択の情報を得ていま
した。来年度の和光苑では、どんな新食器が増えることでし
ょうね。楽しみにしていてくださいね。\(^-^)/

2005/3/7(月)
 さて、昨日の午後から始まった「千葉県知事選挙(不在者
投票)」の催しの効果は、どうだったのでしょうか? それは、
約1時間の、とても楽しいひとときでした。始めに館内放送で
「千葉県知事選挙投票開始」のご案内をすると、待ち焦がれ
ていたようで、我先にと皆さんが「花の広場」の特設会場へ
集まりだしました。まず投票受付所で、ご自分の氏名を元気
良く答えて、投票用紙を受け取ります。4箇所に仕切られた
各ブースへ入って、ご自分の封筒に自分の氏名を書き込み
ます。そしてその後に思案?のひととき、誰に投票しよう
か? この人はどんな人? などと、何人もの入居者が、選挙
の担当者に尋ねています。参加されたほとんどの方が、ご
自身の手で候補者の指名を鉛筆で書き込みました。しかし
中には、ご自身の手だけでは書けないと言って、職員に用
紙を押さえてもらっている方も・・・。(^o^;
 みなさんそれぞれに楽しく千葉県知事選挙の投票用紙を
書き込んで、最後に出口前の投票箱に投函して、満足顔!!
 いそいそと帰っていかれました。中には、名残惜しそうに受
付の近くをうろうろとして、職員に声をかけてくる入居者の方
もいらっしゃいました。いつも訪ねていらっしゃるご家族の
方々も、「いつもの不在者投票ですか?」といって、ニコニコ
と投票所の前を通り過ぎていきました。社会参加として行っ
ていますが、入居者の皆さんにとっては、一つのイベントの
ように楽しんでいらっしゃいました。
 今年は、ほとんどの方が車椅子でやって来ました。自立歩
行でいらっしゃった方も数人いましたが、年々、車椅子利用
の方が増えているのが、このような時には、よくわかります
ね。それでも、これだけ活気のある投票所も珍しいですよ
ね。昨日も楽しい一日が終わって、皆さんにとって心地よい
緊張感と満足感が得られたことでしょう。(⌒‐⌒)

2005/3/6()
 昨年末の『NHK歳末たすけあい・赤い羽根募金』の受配
金で、先日3月3日の「ひな祭りの日」に、和光苑の入居
者に20万円相当分の備品として、今流行りの「250GB/
HDD・DVDレコーダー(ビクター製)」2台を寄贈していただ
きました。『NHK歳末たすけあい・赤い羽根募金』に、ご協
力していただいた大勢の皆様の善意で、当苑のお年寄り
にとって潤いのある施設生活をご支援する設備がととの
いました。みんなで大切に使用させいいただきます。どう
もありがとうございました。m(_ _)mm(_ _)m
 今日は、午後から当苑の花の広場において、入居者のみ
なさんの「千葉県知事選出選挙(不在者投票所)」の投票が
行われます。毎回、選挙の度にご報告させていただいてい
ますが、高齢者の社会参加の一環として、グランモア和光苑
で生活されているみなさんの清き一票を、投票していただい
ています。本来であれば、来週の13日(日)に地域の投票所
へお連れして投票していただきたいのですが、一度に大勢
のお年寄りを連れて行くことが大変ということもあり、当苑を
「不在者投票所」として登録させていただいて、日時を決め
て一度に投票してもらっています。この選挙の投票時のお年
寄りの様子も、みなさんそれぞれに喜怒哀楽などがあり、認
知症(痴呆症)の方でも、適度な緊張感からか、しっかりした
筆跡で候補者の氏名を書くことができます。もちろん時間は
かかりますが、これもお年寄りの社会参加と、機能訓練の一
環と考えれば、楽しい行事のひとつとなります。(^-^)

2005/3/5(土)
 今日は、市原市三和保健福祉センター(サンハート)で開催
される『いちはら福祉塾』に参加しました。主催は、千葉県社
会福祉協議会で、市原市社会福祉協議会との共催になって
います。市原市三和保健福祉センター(サンハート)は、昨年
7月オープンという新しい施設です。まだできて間もないとい
うこともあり、私も初めての入館でしたので、とても楽しみに
していました。普段は、市原市姉崎保健福祉センター(アネッ
サ)しか利用していないので、設備の新しさなど、とても興味
深く見させていただきました。
 その中でも、私がちょっと気になったのが、高齢者(車椅子)
用の自動販売機です。最新のものらしく、和光苑にあるもの
よりも、とても使いやすくなっていました。この自販機を和光
苑にもほしいなぁと、ものほしそうに感心して見ていました。
このような自販機ひとつにしても、新しい改良があって、10年
前にやっと入れた和光苑の「高齢者(車椅子)用の自動販売
機」より、かっこいい製品になっていました。いいなぁ・・・。
ほしいなぁ・・・。o(^o^)o
 さて本題の方へ戻ると、今日の『第1回いちはら福祉塾』で
は、主題として「仕事の悩みを話そうよ(〜しゃべり場 in 市原
〜)」というNPO、ボランティア、福祉関係者、学校関係者、行
政職員など幅広い方々の話し合いの場という形式の勉強会
でした。(^-^)
 講義では、毎日新聞社社会部副部長の野沢和弘氏を講
師に招いて、「私と千葉県の取り組みから見えてきたこと」
(〜理不尽な理由で辛く悲しい思いをしている人を無くしたい
〜)という演題のお話をうかがいました。野沢氏は、場慣れし
ているのか、とても話術に長けていて、興味をひきつける話
し方をされる方でした。野沢氏は、厚生労働省の障害者対
策研究部会の委員や、千葉県地域福祉保健計画の作成部
会委員の座長など、なかなか高名な役職も兼任されている
ようで、千葉県知事と宮城県知事の福祉施策競争の論点な
ど、私の知らない視点から、いろんなお話をされていて、とて
も興味深く聞きました。その他にも、私の不得意分野でもあ
る「知的障害者入所更生施設(水戸市)での事件」や「知的障
害者の関わった事件」に、取材で関わった内容を、事例や判
決を交えて、警察や司法の分野までふれて幅広く話されて
いました。どれも現場で関わった現実の事件や内容の話題
らしく、とても勉強になりました。(^-^)
 午後からの座談会形式の話し合いでは、重い話題から、
幅広い課題まで、4つのテーマ別にいろんな話し合いをしま
したが、なかなか答えの無い課題もあったりして、大変難し
い話も出ていました。いずれにしても今の世相を現した内容
のものばかりで、とても勉強になりました。残り4回の福祉塾
も参加してみたいと思っていますが、他の仕事と重なってい
る日もあって、思うように参加できそうにありません。(T-T) 
残念!!

2005/3/4(金)
 昨日の午後、千葉市での研修会を少し早めに切り上げ
て、速攻で茂原市へ出かけて行き、「グループホームもばら
和光苑」の建設現場の定例打ち合わせ(総合定例会議)に出
席しました。その後も夜には、市原市役所で開かれた要介
護認定審査会に出席しましたので、昨日一日で千葉市・茂
原市・市原市と千葉県を横断する移動距離をこなしまし
た。・・・と、忙しい言い訳を先にしておきます。(^o^;
 まず「グループホームもばら和光苑」の進展状況のご報告
です。職員募集欄のページにも掲載しましたように、少しず
つですが進展しています。順調かといえば、とても順調とは
言えませんが、工事現場の皆さんが連日頑張って働いてい
てくれるので、遅れも何とかなりそうといえる程度のご報告し
か、いまのところはできません。現場監督のお話では、基礎
の部分をまずしっかりと仕上げてから、その後の仕事を一気
に進めたいとのお話でした。昨日の様子を見ただけでも、し
っかりした仕事振りがうかがえました。やはり安心して仕事を
お任せできることが一番ですよね。
 現在の大まかな建設日程では、建物の完成予定は、今年
の7月31日です。8月1日から設備備品の搬入・設置、月末
までに可動確認と開所準備、9月1日開苑という日程で考え
ています。ただ今後の工事の進展状況や、職員の採用や教
育状況、施設認可の時期等により、グループホーム(木造平
屋建て)以外の、デイサービスセンター(鉄骨平屋建て)やヘ
ルパーステーション、居宅介護支援事業などは、開所が少し
ずれ込む可能性があります。今のところ「9月1日開苑」とい
う日程に変更はありませんが、小規模多機能施設を予定し
ていますので、全ての事業を同時に開苑というのは難しい
可能性があります。今のところは、同時開苑を目指していま
すが、まだまだ予断をゆるさないといったところでしょうか? 
いつまでも、なかなか安心した展開といえないところで、経
過をうまくご報告できなくて、申し訳ございません。グループ
ホーム入居者の「入居申し込み」の受付についても、まだそ
のようなお話をできる状況にないことも申し添えます。具体
的に受入の態勢が見込まれた時点で、募集についてのご案
内をしたいと思います。その時には、このホームページだけ
でなく、茂原市及び長生郡内の各町村の高齢者福祉課へも
ご案内をお知らせしたいと思っています。それまで、今しばら
くのご猶予をいただきたく、よろしくお願い申し上げます。
 ところで今朝からの関東地方の大雪は、各地でけが人が
でたりして大変でしたね。東京で25人、千葉でも31人のけが
人が出ているとニュースで報じていました。明日には、もっと
増えているでしょうね。千葉県の人は、雪に弱いので、みな
さん十分に注意して出かけてください。明日はお天気も持ち
直しそうでホッとしています。(^o^)

2005/3/3(木)
 さて今日は千葉市内で、千葉県福祉人材・研修センター
(千葉県社会福祉協議会)主催の「平成16年度・高齢者福祉
施設苦情受付担当者研修会」に出席しました。高齢者福祉
施設の苦情受付担当者の資質向上を図ることを目的に研
修会が毎年この時期に開かれています。今日の講義は、午
前中が「高齢者福祉施設における苦情の現状と課題」です。
講師は、社会福祉法人小田原福祉会の理事長さんです。講
義の内容は、大学の授業のように淡々とお話が進み、普通
の方なら睡魔が襲ってくる状況です。しかし、その内容や話
題は、とても大切なものですし、基本的な姿勢など重要なお
話をされていて、うかうかと寝ている場合ではないと感じまし
た。とてもためになる講義で参考になりました。
午後の講義では、「施設における苦情対応の実際」を演題
に、社会福祉法人佐倉厚生会・特別養護老人ホームさくら苑
の施設長さんの演習や事例検討を交えたお話でした。
 それぞれにすばらしいお話をうかがいましたが、私個人の
感想としては、「苦情が出ない施設にする」ことが重要で、出
てからの対応では、争論の問題となり、時間も労力も大変で
はないかと考えています。利用者もご家族も人間、そして介
護している職員も人間です。お互いに人間同士の関係で成
り立っていますので、「感情のもつれ」「信頼感の欠如」など
が生み出すものが「苦情」となって現れてくるものと思いま
す。苦情の要因は、そのほとんどが高齢者福祉施設への期
待や、介護職員への期待に対して、利用者及びご家族の希
望が適えられず、不満がつのって「苦情」という形で現れて
いるものです。もちろん介護事故等の問題でも苦情は出ま
す。しかし普段から施設や職員が、利用者及びご家族とのコ
ミュニケーションをとり、信頼関係を築いてあれば、よほどの
ことがないと「苦情」という状況まではいかないというのが、
和光苑の考え方です。
 ですから和光苑としては、「苦情解決の対策」よりも、「信頼
関係の構築」への心配に労力を費やしてます。利用者及び
ご家族との信頼関係さえしっかりと築いてしまえば、ちょっと
やそっとのトラブルでは問題視されません。もちろん介護事
故も、完全にゼロにすることはできませんが、信頼関係を基
礎に、誠実に応対することで、問題解決への道筋も見えてき
ます。また最短で解決することができると思っています。
 グランモア和光苑の運営姿勢には、そのような日々の積
み重ねがあるから、利用者やご家族からの苦情と言える苦
情がない施設になっているのだと思います。以前にもありま
したが、グランモア和光苑の苦情の場合には、利用者が利
用開始後間もなくに、救急や事故等でトラぶった時に、「新
規利用者のため」に、苑とご家族との信頼関係を築く前に起
こったことぐらいです。その時も、その後の迅速な対応や誠
意をもって話し合ったことで、短時間に信頼関係を築きあげ
たことがありました。「雨降って、地固まる」の例えのとおり
に、短時間で回復することができました。このように窮地を好
機に転換することが、普段からの和光苑の姿勢による強み
ではないかと思っています。

2005/3/2(水)
 今日も遠くまで出張です。松戸市松戸にある千葉県西部
防災センター(防災体験学習施設)で開かれた「平成16年度・
防火管理者研修会」に出席しました。千葉県高齢者福祉施
設協会・非常災害対策委員会の主催で、高齢者福祉施設の
防火管理についてのお勉強です。
 普段からグランモア和光苑でも、色々と防火管理や防災訓
練、非常時の緊急対応などを検討や、設備整備をしたりして
いますが、管理者研修会には、結局私が出るようになりま
す。防火管理も他の職員に任せたいのですが、さすがに松
戸まで出かける研修会には、遠すぎるかなと思います。昨
年のように、千葉市二戸名の防災センターでやってほしいな
ぁと思います。昨年は近かったので、防災委員と二人で参加
しましたが、今年は一人で来ました。
 それでも今回の参加者は87名と、やはり千葉県内の高齢
者福祉施設から大勢の施設職員が集まってきています。全
体の傾向としては、昨年度は、各施設の施設長が沢山出て
きたのと異なり、生活相談員や介護職員の参加が多いで
す。また、施設の名前から、県北西部の施設が多く、県南部
の施設は少ないように感じました。やはり施設の立地条件を
加味すると、今年は松戸市での開催が順当なところでしょう
か? そうすると来年辺りは、君津市か鴨川市といったところ
でしょうか? 県高齢協も色々と大変なようですね。
 前置きはこのくらいにして、本題の研修内容は、まず第一
部のビデオ研修で「過去に起きた日本の災害等について」
のお勉強です。その次に疑似体験及び各種訓練として、地
震・風水害の疑似体験、消火訓練・通報訓練・応急救護訓
練・煙道非難訓練と、普段から和光苑で行なっている防災非
難訓練のおさらいでした。
 …と、書こうと思いましたが、この「千葉県西部防災センタ
ー(防災体験学習施設)」での体験学習は、すごいです。(^O^)
 施設の新しさもあるのでしょうが、各種の最新設備が一箇
所に整っていて、その疑似体験訓練の一つ一つが、とても
実践的な機能を備えたものでした。たとえば「煙道非難訓
練」などは、プレハブの煙ハウスなどよりも凝っていて、本当
に非難誘導灯を見失うと、どこが非難口がわからないほど、
複雑な迷路のようになっていて、冷静に行動しないと、偽物
の非難階段へ入ってしまいそうでした。地震疑似体験の部
屋でも、昨年の防災研修会(千葉市仁戸名)の設備よりもよく
できていて、本当に「震度7」を体感しました。終わって通路
に出てからも、数分間は「体の余震」を感じていて、立ってい
るとクラクラと目まいがしていました。とてもリアルな「大地震
の疑似体験」でビックリしました。その他の疑似体験設備も、
最新の設備らしく、よりリアルに体験ができて、この体験は、
わざわざ松戸市まで出かけてきたかいがありました。\(^o^)
/ やはり、なんでも参加してみないとわかりませんよね。こ
のような各種の疑似体験施設が、もっと身近に建てられてい
るといいなぁと思います。我が和光苑の職員たちにも、ぜひ
体験させたい施設のひとつです。来年からは、ぜひ防災委
員全員にも体験させたいと思いました。帰ったら、そう報告し
ましょう。
 第二部では、松戸市消防局予防課課長代理の小菅英明
氏の講演で「高齢者福祉施設の防火管理者としての役割と
危機管理について」というお話をうかがいました。小菅氏の
お話は、防火管理者としての役割と責任をしっかりとご指導
いただきました。やはり高齢者福祉施設における防火管理
や防災意識は、管理者の意識や職員一人一人の意識を普
段から持っているようにしなければならないというものでし
た。取り返しのつかない災害は、普段からの対策意識で、軽
減されるものと感じました。(^-^)

2005/3/1(火)
 昨日、ある会合で千葉県高齢者福祉施設協会の方々とお
会いしました。とても緊張した集まりでしたが、皆さん優しく声
を掛けていただきました。そんな中で、このホームページの
話題が出て、ご覧になっていただいているとのことでした。と
てもお忙しい方なのに、協会の末端の施設にまで気にかけ
ていただき、大変恐縮してしまいました。この「和光苑日記」
も、言いたい放題の書き込みですが、しっかりした意見を書
いていることに好感をもって見ているとのお話をいただきま
した。また、良くないことに対しても、正直に批判や指摘を述
べていることで、評価できるとのことでした。「ありのままを書
かないと、誰も見てくれないからね。」とのお言葉に、とても
勇気づけられました。見た目の良さよりも、しっかりした考え
と、意見をもって書いたほうがいいよと言われて、「そうです
よねぇ。」と、つい答えてしまいました。(^.^;
 しかし、帰ってから考えてみると、細かい内容までご覧にな
っていることに、今後の「和光苑日記」は、自由気ままに書く
ことが、はばかられるような気がしてきました。ちょっと怖い
気もして、言葉使いなどは、丁寧な言葉を使うようにしようか
と思います。(^o^; なかなか難しいけど・・・。とりあえず三日
坊主程度の注意期間ということで・・・。(^O^;
 ホームページは、公開された時点で、不特定多数の方々
が見ることが前提になるので、色々なご意見があるものと思
います。共感していただける方や、好意的に見ていただける
方もいれば、批判やご指摘など、このホームページに対して
気に入らないという方もいらっしゃると思います。グランモア
和光苑のホームページとして、良し悪しがあろうかと思いま
すが、なるべく暖かい目で見守っていただけるとよいのです
が・・・。(^.^;

2005/2/28(月)
 昨日の怪我(肉離れ)は、少年サッカーのKコーチの適切な
テーピングとアイシングが良かったようで、昨日よりもだいぶ
痛みが取れていて、車の運転も何とかできる状態まで回復
していました。(^-^) 午前中は、杖をついて何とか移動して
いましたが、お昼ごろには、杖なしでも歩けるようになり、午
後には、普通に立っている程度の様子まで良くなりました。
歩行速度は、かなり遅く、ゆっくり歩く程度なら充分でした
が、完全に回復しているわけではないので、少しでも負荷が
かかると、かなりの痛みが出て、ギクッとします。また、疲れ
てくると、右足全体が攣るようになり、無理はできないことを
実感します。いずれにしても、しばらくは無理をせずに、じっく
りと治していきたいと思います。とりあえず「歩行器」を使わ
ないでよくなったのがうれしいです。

2005/2/27()
 今日は、公私共に多忙の一日となりました。私は、有休を
もらって、姉崎小学校で開催されたサッカー少年のチームの
「親子サッカー&6年生を送る会」に参加しました。もちろんば
っちり優勝と言いたい所ですが、最後の試合で「右足の肉離
れ」を起こしてしまい、戦線離脱となってしまいました。息子
の6年生最後の親子サッカーで、前半戦で息子と競いました
が、途中でリタイアしてしまいました。もう少しぶつかりたかっ
たのですが、普段からの運動不足もあり、「右足の肉離れ」
を起こしました。残念!!
 午後から体育館で「6年生を送る会」に参加しましたが、お
昼のお弁当を食べたところで、途中退場。速攻、和光苑
へ・・・。 午後2時からグランモア和光苑で開かれた『ザ☆ガ
リスター・ジャズ公演』の応援に来ました。一時間ほどの会場
設営は、年々良くなっていく「ザ☆ガリスター公演」のメンバ
ーの仕様(今年は、カラフルな色彩のスポット・ライトの設
置!! )に応えるべく、前回公演の経験値の足りない若い職員
のヘルプをしました。本当は、もっと手伝いたいところもあっ
たのですが、なにぶんにも、和光苑に着いてから「歩行器」
を使用していたので、パッパッと動けず、口頭指示のみしか
できませんでした。右足が動かないだけで、こんなに不便と
は・・・。
 出会う人(入居者・ご家族・ボランティアさん・)、会う職員の
皆が、足の心配をしてくれて、かえって心配を掛けてしまい
ました。私の「歩行器」の使用は、かなり目立ってしまったよ
うです。しかし、杖をついていると、もっと移動が遅くなって、
本当にやばいモードになりそうでしたので、やむお得ず歩行
器を使いました。いずれにしても2週間ぐらいは安静かと思
っています。
 『ザ☆ガリスター・ジャズ公演』の方は、昨年以上に盛り上
がり、色とりどりのスポット照明が、とても雰囲気を作り出し
てくれていました。入居者の皆さんも、いつもどうりにスイン
グしてくれて、何人かのお年寄りは、今年も車椅子のまま、
しっかりと踊りだしていました。今年もとても楽しいジャズ・コ
ンサートになりました。ザ☆ガリスターの皆さん、ありがとうご
ざいました。また来年も、よろしくお願い申し上げます。
 ・・・と、ザ☆ガリスターの皆さんへの、感謝のご挨拶もほど
ほどに、再び速攻で姉崎小学校へ戻り、「6年生を送る会」
の最後の山場、子供から両親への「お礼の手紙」の朗読の
場面になっていました。昨年から始まった、この催しは、けっ
こう泣けるようなシーンですが、残念なことに、我が息子の
順番は過ぎてしまっていて、私だけ聞くことができませんでし
た。肝心なところで、席を外してしまう父親でした。残念!!
 その後は、近所のお寿司屋さんへ移動して、6年生の父親
達とコーチ陣での飲み会でしたが、他の学年の父親達も集
まってきて、とても盛り上がりすぎて、結局4時から8時頃ま
で、4時間があっという間に過ぎてしまいました。6年生の父
親達にとっては、「父兄最後の集まり」となり、最後まで名残
惜しいといったところでした。
ところで、この右足で、明日からのお仕事、どうしましょう・・・?

2005/2/25(金)
 今朝のアップロードで、このホームページの背景が、大規
模な画像エラーを起こしてしまい、大変お見苦しいホームペ
ージとなってしまいました。昨日の朝方に少し余裕があった
ので、来年度の4月からの上半期分のアルバム(7)と、デイ・
アルバム(6)のページ・データーベースを追加作成しました。
そのため、全体のページ位置の変更を試みましたので、そ
のためのページのリンク・エラーが起こって、背景画像のデ
ーターがズレてしまいました。(-_-;)
 普段なら、すぐに修正データーを行うのですが、今日の用
事が沢山あったので、再修正のアップロードを行うことが出
来ませんでした。久しぶりの大エラーで申し訳ございません。
これも素人が作成しているホームページの証ということで、
ご容赦ください。\(_ _) 明日の午前中には、しっかりと再修
正をします。今日のアクセスをされた方には、まことに申し訳
ございませんでした。m(_ _)m

2005/2/24(木)
 普段はあまり縁の無い市原市医師会のお誘いで、今日は
夕方7時から職員9名で、五井グランドホテルで開催されて
いる『在宅緩和ケアにおける疼痛管理』という、緩和ケア医
療従事者等研修会に参加しました。講師は、帝京大学市原
病院ペインセンターの高橋秀則先生です。今日のテーマ「在
宅緩和ケアにおける疼痛管理」は、高齢者介護に関わる
我々にも、大切な課題のひとつです。そんな話をしながら参
加を募ったら、あれよあれよと増えてしまい、大勢で押しか
けるという事態になってしまいました。
 会場にいたら、当苑の嘱託医の中野先生も来ていました。
もう高齢者の仲間入りをしている超多忙な先生ですが、いく
つになっても勉強が大事と、我々にはもったいないくらい偉
いお医者さんです。こんな働き者で勉強家の先生に支えら
れているグランモア和光苑は、幸せ者です。感謝!! 感謝!! 
 講演の内容は、医療中心の難しいお話で、専門的な薬品
名などの部分については、よくわかりませんでしたが、疼痛
管理の考え方や対応策については、しっかりと理解できまし
た。後半の在宅医療におけるターミナルケアについては、と
ても勉強になり、これからの私たちの在宅高齢者への介護
支援には役に立ちます。それにしても今夜の約50名の参加
者は、皆さんが積極的に参加されているようで、真剣な眼差
しで話を聞いていました。夜遅く仕事が終わってから参加し
ているぐらいですから、やはり皆さんが勉強家ですよね。何
人かの同業者もいましたが、老人ホーム系の職員にとって
は、やはり医療の勉強は大切であるということを再認識した
夜でした。

2005/2/21(月)
 今日は朝から、職員の6名で、幕張メッセ国際会議場で開
催されている『第12回千葉県高齢者福祉施設研究大会』、テ
ーマ「のぞまれる生活支援を目指して(〜利用者本位のサー
ビスとは〜)」に参加しています。今年で12回目を迎えた研究
大会も、約470名の参加者が集まり、千葉県の高齢者福祉
についての勉強会を行なっています。
 ※この研究大会は、千葉県内の高齢者福祉施設が集まって、独自に
開いている勉強会で、各施設ですすめられている研究テーマや、色々な
課題への取り組みを発表して、事例検討などを話し合う大会です。自分
達と同じような職場で、色々な問題や悩みを、他の施設職員が発表し、
またそれを参考にして、千葉県内の高齢者福祉施設全体のレベルアッ
プを目指しています。もちろん和光苑もです。(^o^)
 開会式では、千葉県高齢者福祉施設協会清水会長の挨
拶や、来賓の千葉県の堂本暁子知事の挨拶等、いきなり高
齢者福祉の今後を示す内容のお話があり、大変参考になり
ました。その後も、千葉県健康福祉部高齢者福祉課長の平
成17年度行政説明があり、来年度の千葉県の行政施策を
説明されました。
 休憩を挟んで、講演・『認知症介護の今とこれから(〜長谷
川和夫の物語を含めて〜)』という演題で、認知症介護研究・
研修東京センター長で、聖マリアンナ医科大学理事長の長
谷川和夫先生のすばらしいお話を伺いました。福祉や介護
の職場に関わっている人や、認知症(痴呆症)の勉強をされ
た方なら、よく知っている「改訂・長谷川式簡易知能評価ス
ケール(HDS-R)」を作られた方です。私の勉強不足で、この
「長谷川式」の長谷川氏が、長谷川和夫先生のことだとは知
りませんでした。今日のお話の中では、この「長谷川式簡易
知能評価スケール」の開発秘話を伺い、その目的や利点、
そして限界などを学び、長谷川和夫先生のお人柄や魅力
に、すごい方ですが、とてもすばらしい感性の持ち主である
ことがわかり、とても好感を持ちました。
 長谷川和夫先生の講演は、私には感動ものの内容で、そ
の笑顔と、身振り手振りの話術は、とても勉強になりました。
さりげない話題の中に、奥様のことや、お孫さんから学ぶエ
ピソードなど、ひきつけられるものが、たくさんありました。最
後に、長谷川和夫先生の今日の私のメッセージに「この広い
世の中で、たった一人しかいない、あなたの自分を大切に」
と謳われている言葉を載せておきます。私は、この言葉に深
〜い意味が込められていると思っています。
 午後からは、三つの研究部会に分かれて、研究発表と事
例検討が開かれました。第一研究部会は「サービスの質の
向上」、第二研究部会「リハビリテーションの充実」、第三研
究部会「生活機能の活動性の向上」というテーマで、各会場
に分かれました。各研究部会では、専門講師の話ではなく、
我々と同じ介護の現場で働いている人たちが、実践している
取り組みについての事例検討や発表を聞くことができとても
勉強になりました。

2005/2/18(金)
 昨夜、介護認定審査会を終えて和光苑に戻ったら、デイ主
任が、来月の「家族介護者教室」のことで相談があると、待
ち構えていました。何事かと思ったら、某市役所福祉課の担
当から、来月の家族介護者教室の「講演タイトル」を変えてく
れと言われたとのことでした。家族介護者教室の内容を根掘
り葉掘り聞かれたとも話していました。3月19日(土)に、新しく
見直される介護保険制度の話をするのに、具体的なタイト
ルではなく、抽象的なタイトルに見直すように迫られて、「そ
ちらの好きにしてください」と答えてしまったとのことでした。
 グランモア和光苑の第54回目の「家族介護者教室」は、こ
の10年で初めてタイトルの変更を求められました。くだんの
某市役所には、市の広報誌に「家族介護者教室」の開催案
内を掲載してもらっているので、このような命令に逆らうこと
は出来ません。逆らえば、何かと理由をつけて掲載してもら
えなくなります。この10年間の家族介護者教室の無料開催
は、全てグランモア和光苑の持ち出し(自費)で開催されてき
ました。某市から経費の補助はもらっていません(他市では、
「家族介護者教室」に助成があるらしいのですが・・・)。社会
福祉法人和光会としての地域への福祉貢献を続けていくた
めには、このように色々な苦労があります。(今回のタイトル
を変えると、講義の内容や目的がうまく伝わらずに、申込者
が少なくなってしまうのですが・・・)残念!!
 今回のような介護保険制度の改正年などは、最新情報を
得るために、各職員が手分けをして、日々いろんな介護保
険セミナーや研修会に出て、より多くの情報を集め、厚生労
働省の示す改正内容を精査してまとめています。そして一般
の方々に、より判り易いような資料を作成して、「家族介護
者教室」という形で皆さんに提供しています。ただ座っている
だけで、資料が出来るわけではありません。昨日の東京で
の「介護保険セミナー」も、今度の「家族介護者教室」の参考
資料となります。もちろん自分たちのための勉強(研修)です
が、家族介護者教室での地域貢献への資料でもあります。
グランモア和光苑の「家族介護者教室」が、介護保険や介
護実技の最先端の情報を発信している実績の裏づけには、
職員達のこのように絶え間ない勉強の成果であることを知っ
てほしいと思います。
 某市では、この4月から「基幹型の在宅介護支援センター」
を市役所内に設けることになったそうです。厚生労働省が、
在宅介護支援センターをつぶして、「地域包括支援センタ
ー」を新規に創設しようと方向変換しているのに・・・。5年前
にあれだけ騒いで「基幹型の在宅介護支援センター」の設
置を提言したのに、今頃になって設置しても、国の方針から
は、かなりかけ離れていると思います。支援センターの担当
職員の話でも、一昨日の会議で、他の在宅介護支援センタ
ーの担当者のほとんどが「えっ?!!」という反応だったそうです
が、これからの時代に、どのような活動をされるのでしょう
か? 某市の市政方針は、私にはよくわかりません・・・。もっ
と周りの最新情報を集めて、時代を読んだ先進的な福祉施
策を展開してほしいと思います。

2005/2/17(木)
 今日も忙しい一日です。愛車で東京新木場の東京スポー
ツ文化館というところに来て、当苑の介護保険のシステム・
ソフトをリリースしている(株)NDソフトさん主催の「介護保険
セミナー」に参加しています。当初は定員50名ということで募
集していたのですが、いざ会場に来てみると、なんと110名
分の席が用意されていて、応募が多かったので、結局全部
受け付けてしまったという話でした。(民間営利企業の貪欲さ
を見習わないと・・・)おかげで、狭い会場に椅子だけが並べ
られて、机の無い研修会場になってしまいました。残念!!
 すし詰め会場への文句はおいといて、介護保険セミナーの
内容としては、『社会保障制度改革と介護保険事業者の事
業戦略』(三菱総合研究所)、『介護保険制度の見直しと「こう
ほうえん」の戦略』(鳥取県米子市の社会福祉法人こうほうえ
ん)といった、いま話題性の高い介護保険の実践的な対応情
報をもたらす内容でした。そしてとても有意義な情報や勉強
が出来ましたが、細かい内容については、これを活かせる
かどうか、これからの和光苑の活動で判断していただきたい
と思います。私なりには、わざわざ東京まで出かけてきた甲
斐はあったと思っています。
 本当は最後まで残っていて、(株)NDソフトさんの最新の
『新・介護保険対応版システム「ほのぼのSilver」の紹介』な
どまで、プレゼンテーションやデモンストレーションをゆっくり
と見たかったのですが、夕方から市原市役所で、「介護認定
審査会」があったので、先の講演や事例セミナーだけを聞い
て、飛んで帰りました。
 このところの一日の終わるのが、早いこと早いこと・・・・。
「歳をとる」というよりも、「身をすり減らす」といった感覚で
日々の業務が過ぎていきます。毎年この時期は、○○研修
会・○○会議・○○協議会総会等々、やたらに出張や外出
が多くて、「出勤日=出張日」ばかりで、ほとんど和光苑内に
いることが出来ません。たまにいても、ほとんど書類の山を
やっつけているのが実情で、入居者との関わりを持つ時間
がとれません。最近は、苑内行事のある日に、和光苑にい
ないし、他部署の職員と会ったときの挨拶が、「お久しぶりで
〜す(^-^)/」なんて言われてしまうと、がっくりします。そのう
ち顔を忘れられてしまうかもしれませんねぇ・・・・(;^_^A。



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