平成26年度

 
 若松区医師会創立100周年にあたり、医師会の歩みを総括すると同時に新しい時代に対応する医療提供体制を目指す。現在進めている地域医療の再構築には、区内での自己完結率の改善と同時に若松区外の医療機関や関連機関との一層の連携が必要である。このため県医師会と取り組んでいる診療情報ネットワークの本格的実施とこれまで築き上げた保健・医療・福祉・教育との連携体制強化を推進する。
 一般社団法人への移行後の会計、財務、組織運営等の留意事項に十分注意し、創立100周年記念事業はじめ諸事業に万全を期す。また、災害・救急に備え、弱者にも配慮した「あんしん」「あんぜん」を確固たるものにするため、研修体制の充実を計り、医療救護のありかたを行政、関係団体に強く働きかける。一方、財務主導型の医療行政は地域格差を広げ、在宅医療はあるべき姿から遠い状況が続いている。区医師会としては日本医師会の「地域医療の再興」の方針を支持し、地域から国への視点で上部医師会と一致団結して対応にあたる。
 今後、地域医療計画に盛り込まれる地域医療ビジョンや地域包括ケアシステム等の新たな課題に対しても、若松区の特性や生活圏域を考慮し、解決のため全力で取り組む。
 以下は、次の事業項目を重点施策とする。
 事  業  項  目
@ 地域医療の再生
A 医の倫理の実践
B 医療安全対策
C 生涯教育の推進と医療の質の向上
D 医療・介護保険制度への対応
E 地域保健活動
F 救急・災害医療
G 保健・医療・福祉・教育と地域の連携
H 医師会組織の強化と会員福祉
I 広報活動
J 医療情報システムの確立
K 勤務医との連携
L 医師会事業の運営
M 創立100周年事業
N 一般社団法人としての適正運用