東宇都宮カントリークラブ

　平成1年に増設9Ｈがオープンし27Ｈとなり、クラブハウスも新築された。もともと起伏のある地形だが、巧みなデザインで各ホールはフラットに展開。ただ、どうしても無理が出てしまったホールもあるが、社長がコース整備に熱心なだけに随時改善されて行くだろう。

　平成10年の急落市場の中でも大きく下げなかった。11年も買いが入りバランス良く動いた。アットホームなクラブと定評で今後に期待がもてるがＩＣからの距離が弱材料。

■平成17年度より、年会費値上げ

■平成25年1月7日、経営会社・東宇都宮観光（株）はゴルフ場をクローズし債務整理を弁護士に一任

　負債は、会員1386名に対する預託金約24億円、金融債務約14億円、租税公課約1億2000万円、一般債権ほかで総額約42億円。名義書換は本日より停止に。

■平成25年2月4日、入札によりスポンサーを募集する方針

　債務整理を一任された御山義明弁護士は、法制整理でのスポンサー型再建を視野に入れ、フィナンシャルアドバイザーに住友不動産販売（株）を迎え、入札により東宇都宮ＣＣのスポンサーを募集する方針であることが判明した。

　　・入札締切は2月末（3月中にスポンサー契約締結予定）

　　・問合せ先は住友不動産販売（株）・Ｍ＆Ａ事業部（ＴＥＬ03-3346-1033）

■平成25年4月11日、東宇都宮観光（株）が破産手続き開始決定を受ける

　4月11日に東京地裁へ破産手続き開始を申請し、同日開始決定を受けたことが判明、負債は約42億3096万円。今後のゴルフ場運営・経営に関しましては、現時点では不明です。分かり次第、掲載させて頂きます。

■平成25年4月中旬、入札終了で1社に買受け先候補を絞る

　破産管財人の話として、買受け先候補（社名は未公表）はゴルフ場の存続も選択肢にいれている模様。整備後に営業再開する可能性も出てきたようだ。

■平成25年7月8日、買受先はＪＧＭグループに決定

　国内で10コースを運営する（株）ジャパンゴルフマネージメント（ＪＧＭ、東京都港区新橋、吉澤大造代表取締役社、ＴＥＬ：03-3289-8111）のグループが傘下に収めたことが判明した。

■平成25年7月23日、東宇都宮観光（株）が破産手続き廃止決定を受ける

　東京地裁から「破産財団をもって破産手続の費用を支弁するのに不足する」との理由。ゴルフ場としての再開の目途は立たず。

■平成26年7月23日、東宇都宮ＣＣの跡地にメガソーラーを建設

　用地はケン・コーポレーションがＪＧＭグループから取得し、28・8ＭＧのメガソーラーを建設。平成28年3月までに運転開始を予定（東京電力に1ＫＷ36円で売電）。