平成17年に東急不動産グループ傘下となり、会員ゼロから新規募集を開始した那須国際カントリークラブ(18H、栃木県那須郡那須町町高久丙1792、TEL0287-76-2800)は、入会後3年を経過した会員の会員権を対象に7月1日から名義書換えの受付けを開始した。
名変料は63万円(消費税込み)で、入会条件は書類審査・支配人面接等の人物本位となっており、年齢や国籍(事前に問合せが必要)は定めていない。名変窓口はコース。
昭和37年に開場した同CCは、平成17年3月に東急不動産(株)にグループ入り。それまでは三井物産系列の木下物産(株)が会員制で経営していたが、会員に預託金を返還してクラブを解散しており、東急不動産は会員ゼロで同CCを取得した。
東急不動産は、同CC取得3カ月後の17年6月から縁故正会員を92万円(入会金42万円=税込み、預託金50万円=10年据量き)で、10年間の期間限定正会員を42万円(すべて入会金で譲渡不可)て募集を開始し、再び会員制ゴルフ場にした。
その募集峙に入会3年後に名変を受け付けると定めていたことから、その定めに基づき名変を開始したもの。このため、名変可能の会員権は順次増えることになる。
縁故募集(約600名が入会)の終了後、1次、2次と募集を行い、今年5月には正会員133万円(預託金70万円)、10年間限定会員63万円で3次募集を開始した。この3次募集は、名変開始後も継続して行っている。
現会員数は、正会員約900名、10年間限定会員約100名。3年間で計約1000名が人会しており、募集はかなり順調といえる。
その理由は、同CCが関東では有数なリゾート地で、東急不動産は取得後に9ホールを閉鎖し別荘地や会員制リゾートホテル(東急ハーヴェス卜クラブ那須)を開発。
これら不動産の販売、ハーヴェストクラブの会員募集と同時に、ゴルフ会員の募集を行ったことが相乗効果を生んだようで、別荘地購人者やハーヴェストクラブ会員が同CC会員の約半数を占めている。
|