更生計画案が成立し、会員主導で経営を開始した東京国際ゴルフ倶楽部(TEL:042-797-7676)は、経営改善を目的に名変預託金制度を導入し、名義書換料以外に名変預託金として正会員200万円、平日会員120万円を徴収することを決め、4月1日から実施することが判明した。
この制度により、新入会者は正会員が名変料105万円+名変預託金=305万円、平日会員63万円+120万円=183万円を会員権代金の他に入会時に収めることになる(業者手数料、年会費は別途必要)。
一般社団法人東京国際クラブによると、更生計画では、「弁済資金(合計約55億円が必要)は、21・6億円を会員の拠出金で、33億円を(株)東京国際ゴルフ発行の転換社債(還期限平成29年11月30日)をスポンサー企業連合に引き受けてもらった」、「償還が完了して、真の会員制ゴルフ場になる」と会員に報告した模様。
転換社債の支払い原資は、運営受託料と名変料等だが、会員権市場の悪化から名変件数なとが減少し、狂いが出始めたため、名変預託金制度を導入したという。
その他に下記の案も検討したようだが、
@ 会員ヘ追加出資要請(正100万円、平日60万円)、
A 年会費値上げ(正2万円、平日1万円アップ)、
B TKSの運営受託料の値上げ、
C 名変科の値上げ、
・・・・それぞれに問題点があると具体的に指摘し、会員権相場の下落(一時的)はあるものの財務内容が改善されれば、将来的には評価も上がってくるだろうと予想している。
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