房総カントリークラブ房総ゴルフ場は、コース改造工事のために東コース(18H)を来年の1月9日から4月末まで、原則クローズする。
東コースは、メイングリーンのベントグリーン(ペンクロス)と補助的なサブグリーン(コウライ)の2グリーンだが、戦略性の向上を目指してベント1グリーンに改造し、併せてバンカーの増設や、プレーヤーから確認できないバンカーを見えるようにする改修や、植栽の充実、フルバックティの新設(5H)などを行う。
グリーンは床土から改造し、給排水施設を整えると共に、グリーン当たりの面積を現行の約470平方メートルから約600平方メートルに拡大する。また、フルバックティの設置で、コース全長は6979ヤードから7100ヤードに延長される。採用する芝種は、従来通りペンクロス。
ちなみに、西コース(18H)は、今年9月から営業しながら改造工事を行っている。同コースは2ベントグリーン(ペンクロスとドミネント)を維持するが、やはりバンカーの増設やフルバックティ等を設ける他に、クリークの新設(14番ホール)、美観池の増設などで戦略性を向上させている。
全長は6466ヤードから6610ヤードになる予定だ。12月末頃までには工事を終了する。改造設計海津康志氏、施行は富田商事で、工事費は自己資金を充当する。
同クラブの山村章夫社長は、「3年程前から年会費を頂くようになった。それをメンバーに還元するには、コースを充実させることが最善と考えて改造に着手した」と語っている。
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