森永高滝カントリー倶楽部

　森永グループがエンゼルＣＣに続いて建設した第2弾。89年12月に開発許認可を取得した。90年4月には縁故4500万円という高額で募集を開始、グループ内や取引先を中心とした募集で、当時「縁故関係者以外入会できない」と説明していたので、森永グループのプライベートコースと考えていいだろう。

　1次募集は8000万円。狙い所を絞ってアンジュレーションが効いた戦略性の高いコース。コース運営方針や募集金額を考えても、一般的な知名度は低く市場性も少ない。コースそのものは良いので機会があればプレーしておきたい。

■平成17年6月21日、森永製菓（株）は同ＣＣの固定資産を運営会社の森永カントリー（株）に譲渡と発表

　同ゴルフ場の固定資産の帳簿価額は115億円で譲渡価額は26億円。譲渡日は8月1日を予定しており、連結で減損損失約89億円、個別では固定資産売却損として約89億円をそれぞれ特別損失として計上する。同社広報部では「ゴルフ場運営会社は資産も所有することで一体的な経営ができ、経営効率を高めることができる」と説明している。

　なお、前記を含め減損会計の実施に伴う特別損失は今期中間期で連結・個別とも計130億円程度を見込んでおり、同社が所有・経営するエンゼルＣＣ（27Ｈ、千葉）についても中間期に減損会計を実施するとしている。これら損失は既に発表の業績予想に織り込んでいるという。

■平成18年3月頃、預託金額を2000万円に統一したことが判明