船橋カントリークラブ

　現状での絶対的な評価は安定しているが、借地問題や新クラブハウスの建設など懸案事項もある。売買はまだ少なく、内容の割には相場はやや弱含みか。

■船橋ＣＣ(千葉県)、経営陣交代、浅井一族退陣

　船橋ＣＣは、会員で組織する「船橋カントリー倶楽部」と経営の(株)船橋カントリー倶楽部とでクラブ経営をめぐり係争中であるが、平成17年2月22日、経営していた浅井千加子氏はじめとする浅井一族が辞任、代わって、大島英俊氏らＥＩＥグループ関連人脈が新経営陣となった。

　代表取締役社となった大島氏をはじめ、今回就任した新役員の多くはかつてゴルフ場経営ＥＩＥグループで役員を務めたメンバーが多くなっている。係争中であるため、会社側は今回の新陣容についてはコメントできないとし、会員組織側は出方を待っている状態である。

■平成17年12月2日、経営会社と会員理事会が高裁で和解成立

　元々評価の高いゴルフ場だけに、今後はクラブ運営も安定に向かい、以前のように千葉県下での人気コースの一つになるであろう。

■平成18年3月末日、ビル管理業の（株）トーテムの傘下に

　株式売買額は推定で、30数億円で昨年の売買時よりも上昇。

■平成18年9月より、年会費値上げ

■平成19年9月より、年会費値上げ

■平成21年9月3日、サブグリーンのベント化工事に着手

　12月には完成させ、使用開始予定。

■令和5年3月12日より、当分の間、名義書換停止

　クラブハウスの老朽化に伴う審査で、「構造上危険な状態にある建物」と判断されたため。