房総カントリークラブ

　ほぼ隣接する形で房総ゴルフ場36Ｈ（75年開場）と大上ゴルフ場18Ｈ（86年開場）がある。大上ゴルフ場の建設に合わせて650万円、750万円で募集、92年1月には欠員補充募集を1500万円で行っている。計54Ｈが使える大型コース。会員も正会員5400名と”大型”だが、株式であることに注目したい。

　会員の絶対数が多いため売り物が多く、ジリジリ下がった。また母体の信頼度の低下かから、ここに来て下げ方がひどいのが気に掛かる。

■平成16年度より年会費徴収開始

■平成16年12月6日、富士Ｃ富岡・塩河倶楽部が特別精算（関連ニュース）

■平成16年12月15日、富士カントリー（株）が特別精算（関連ニュース）

■平成17年1月20日、富士エクセレント倶楽部が民事再生法（関連ニュース）

■旧・富士カントリーグループの有報会社4社が買収攻勢に対抗し新グループを形成

　房総カントリークラブ、茨城県で富士Ｃ笠間Ｃを経営する（株）笠間ゴルフクラブ、岐阜県で5コースを経営する（株）明智ゴルフ倶楽部（旧・（株）富士カントリー明智ゴルフ倶楽部、クラブ名も変更）、同じく岐阜県で2コースを経営する（株）可児ゴルフ倶楽部の4社

■平成18年12月、房総ゴルフ場の戦略性アップでコース改造に着手

　西コース（18Ｈ）は、今年9月から営業しながら改造工事を行っており、今回は東コースを予定。

■平成21年12月、自己株式を取得して経営等を改善

　最多4500株取得も、多くは明智ＧＣ所有の経営株、会員権の相場対策で、ブレー権付の株式も一部取得ヘ

■平成25年3月1日〜6月30日まで、4ヶ月間限定で名義書換料値下げ

　→ 平成25年6月30日をもって、名義書換料値下げキャンペーンは終了

■平成26年4月1日〜6月30日まで、3ヶ月間限定で名義書換料値下げキャンペーン実施

　→ 平成26年6月30日をもって、名義書換料値下げキャンペーンは終了

■平成27年7月1日、自己株式を再度取得して会員制強化

　平成21年12月に行われた公開買付けに続いて2度目。前回は4,327株でしたが今回は700株で1株あたりの買い値は142,000円と前回と同じです（未納年会費に付いては、完納である事が条件）。

　・取得株式：　　（株）房総カントリークラブ普通株式
　・取得総額：　　99,400,000円
　・受付期間：　　平成27年7月1日〜同年8月7日まで
　・決済方法：　　平成27年9月10日以降、株主本人名義の金融機関口座へ振込
　・問合せ先：　　コースTEL 0475-43-0111

　現在の株主会員数は約4,230名ですから、これより700名減って今年の8月8日以降は約3,530名になります。54ホール規模（18Ｈで1440名以下が妥当＝1Ｈ当たり80名以下）でこの会員数となれば、全然多くありませんね。

　同ＣＣは今回の手続きに関し「市場ではプレー権付き株式は飽和状態。流通を少なくすることが相場にも反映し、プレーの予約などもスムーズになり、会員サービス向上にもなる」と説明している。これで名義書換料を半分以下にすれば言うことナシなのですが？

　ちなみに、経営会社・（株）房総カントリークラブ（山村章夫社長）は、普通株式を6,168株（プレー権付き4,230株＝1株で正会員1口、経営株1,938株）、劣後株式を4,000株の計1万168株を発行している（劣後株等を含め明智ＧＣ、富士Ｃ可児Ｃが全株式の17〜18％保有）。

　→ 平成27年8月7日をもって、上記の株式取得は終了

■平成28年1月1日〜29年12月31日まで、2年間限定で名義書換料値下げ

　→ 平成30年6月30日まで、上記名変料減額キャンペーン延期

　→ 平成30年6月30日をもって、上記名変料減額キャンペーン終了

■令和2年3月1日〜同年12月31日まで、期間限定で名義書換料値下げ

　→ 予定通り、令和2年12月末をもって名変料値下げキャンペーンは終了

■令和4年10月1日〜5年5月31日まで、期間限定で名義書換料減額キャンペーン実施

　→ 予定通り、令和5年5月末をもって名変料値下げキャンペーンは終了