完全セルフプレーの流れがある中で、PGMグループでキャディ付きとセルフの併用制で運営している「飯能くすの樹カントリー倶楽部」(18H、埼玉県飯能市大字小岩井350、TEL042-973-1818)は、キャディ付きプレーの比率をアップする方向で、キャディの確保を目指すとともに利用者にも「キャディ付きラウンド」を推奨している。
同CCによると、昨年度のキャディ付きプレーは35%だが、キャディ付きにカを入れるようにした結果、今年度の7月までに45%と10ポイントアップしているという。火曜日のセルフデーを除くとキャディ付きの比率は50%になる。
現在のキャディ数はハウスキャディが16人、パートキャディが6人で、その他に派遣キャディを確保している。今後の対策として、毎年高卒のキャディを採用し、派遣会社も活用してキャディを確保するという。
このキャディ付きプレーの効果として、
@ 乗用カートによる事故の軽減(カート事故は、」すべてセルフプレー時に起きており、その原因は
運転ミス、脇見運転、スピードの出しすぎ。シルバー世代と女性による事故が多いと報告)、
A 目土実施等でコースコンディションの向上、
B プレー進行上の効果、
・・・・をあげている。
このようなことからキャディ付きを推奨しているが、同CCの松本繁治支配人は「会員のニーズもキャディ付き。また、埼玉県南部地区は西武グループのゴルフ場を除くとキャディ付きという地域性やマーケットも勘案してキャディ付きを推奨することになった」と語っている。
ちなみに、同CCはPGMグループ入り後にキャディ付きから併用制となった。しかし、PGMは系列ゴルフ場の特性等に合わせて柔軟にゴルフ場邁営を行っており、加えてプレー進行面の改善による入場者増も期待できることから、キャディ付きプレーの推奨になったとみられる。
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