讃岐開発(株)(資本金9600万円、香川県仲多度郡仲南町七箇4130、登記面=大阪府豊中市曽根西町4-4-15、四角健一社長、従業員80人)は、平成13年11月30日に大阪地裁へ民事再生手続き開始を申請、同日同地裁から保全命令を受けた。
申請代理人は、宮ア誠弁護士(大阪市北区堂島1-1-5、電話06-6341-0461)ほか3名。なお、監督委員には山田俊介弁護士(大阪市北区堂島1-1-25、電話06-6456-0100)が選任されている。
同社は、仲南町からゴルフ場の誘致を受け、1972年(昭和47年)1月に設立された。76年10月に「こんぴらレイクサイドゴルフ倶楽部」をオープン、91年10月にはゴルフコースやクラブハウスなどを増設し、ピーク時の93年12月期には年収入高約10億8700万円を計上していた。
しかし、その後は不況による個人消費の低迷と競争の激化から利用客数が減少し、業績は低迷していた。このため、客単価の値下げなどで競争力の向上を図る一方、従業員削減などリストラを実施し、経営の立て直しに努めていたが、改善には至らず2000年同期の年収入高は約6億円にまでダウンしていた。
こうしたなか、ゴルフ会員権相場の下落などから預託金返還請求が相次ぎ資金繰りは逼迫、今後預託金返還請求に応じることが困難となることが予想されたため、民事再生手続きの準備に入っていた。
負債は、2001年11月30日現在の非常貸借対照表によると約52億7734万円。
こんぴらレイクサイドGC URL=http://klgc.golf-hp.com/ (表示方法)
↓↓↓ 平成14年8月16日追加
こんぴらレイクサイドGC・再生計画案が成立
こんぴらレイクサイドゴルフ倶楽部を経営する讃岐開発(株)(四角健一社長)の自主再建型の再生計画案(8月7日期限の書面投票で決議)が、8月15日付けで大阪地裁より認可決定を受けた。
出席債権者数の部では、1388名中1363名(98・20%)、議決権額の部では47億8616万6992円中40億3237万円2277円(84・25%)の賛成多数で認可決定となったという。
再生計画案の骨子は
・退会会員は、預託金を88%カット、残り12%を平成17年〜24年までの分割弁済
・継続会員は、預託金を70%カット、残り30%が新預託金(平成23年末まで据置)
*24年以降は毎年1500万円(2000万円まで増額もあり)の範囲内で弁済
(限度額を超えた場合は抽選)
・希望者に会員権1口に対し同社の新株1株を割り当てる(第三者割当増資)
*発行価額は1株=10万円を目途(預託金債権を現物出資)
よって、同社の会員権は=預託金のみ、預託金+1株の2種類となる。ちなみに、会員の預託金額面は150万円が主で、最高は1500万円。
↓↓↓ 平成28年9月30日追加
平成28年3月、こんぴらレイクサイドGCの中コース(9ホール)を閉鎖しメガソーラー計画
↓↓↓ 平成29年12月15日追加
平成29年11月14日、こんぴらレイクサイドGCをパチスロメーカーの山佐(株)が取得
↓↓↓ 平成29年12月29日追加
平成29年12月末日をもって、こんぴらレイクサイドGCを閉鎖
↓↓↓ 平成30年2月23日追加
平成30年2月13日、こんぴらレイクサイドGCを経営の讃岐開発(株)が破産手続き開始決定
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