(株)ジャパン・セントラルコロシアム(資本金8000万円、東京都港区南青山5-4-35、岩佐知弘社長)は、平成14年9月25日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請した。申請代理人は平越格弁護士(東京都中央区銀座7-15-5、電話03-3546-7751)。
同社は、1971年(昭和46年)6月に設立、その後具体的な事業展開は見られなかったが、79年(昭和54年)1月に現商号となり、本格的な事業をスタートさせた。
83年には北群馬郡榛東村にテニス場の工事を着工し、85年に会員制のテニス場「榛名テニスリゾート」(総面積15万6000u、テニスコート13面)をオープン。
また、90年にはゴルフ場建設の認可を受け、93年に霞山〈かざん〉カントリー倶楽部(北群馬郡榛東村、18H)をオープンした。ゴルフ94%、テニス6%の収入比率で、95年12月期の年収入高は約7億8000万円を計上していた。
その後は、ゴルフ場、テニス場ともに利用客数は伸び悩んだことから業績は減少傾向を辿り、2001年同期の年収入高は約4億4800万円にまで減少。
経費負担が重荷となるなど収益面も低調に推移し、連続欠損計上を余儀なくされていたうえ、開発に伴う過大な借入金が経営を圧迫し、余裕のない資金繰りを強いられていた。今期に入っても経営環境は改善せず、今回の措置となった。
負債は約275億円。
↓↓↓平成15年1月14日、ゴルフ場及び施設を約2000万円で市川造園グループに売却
霞山CC、テニスコート、ロッジ等の施設及び営業権を市川造園グループの市川金次郎オーナーが経営する(株)ロイヤルヴィレッジゴルフ倶楽部に譲渡された。
↓↓↓平成15年4月22日、再生計画案が可決
(株)ジャパンセトラルコロシアムの債権者集会で再生計画案が可決し、同日、東京地裁から許可決定を受けた。会員に対する再生条件は、預託金については99・42%カットで、残り0・58%(但し残余財産があった場合はプラスα)を今年8月末までに一括弁済する。
また、プレーの継続を希望する会員に対しては、譲渡可の「無額面会員権(プレー会員権)」を発行する。
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