平成4年に開場した大久保グループの「軽井沢900倶楽部」(長野県北佐久郡軽井沢町大字茂沢1-201、TEL0267-45-0900)が、平成18年8月1日からホテルモントレグループ(マルイトグループ)の系列下に入ったことが明らかになった。
同グループによると、7月上旬に同倶楽部を経営する国際観光開発(株)(久保田清志代表取締役、軽井沢町茂沢6217-1)等と契約し、ゴルフ場施設や営業権、従業員等の一切を引き継いだとしている。
ゴルフ場用地やクラブハウスの所有権は、同グループの中核会社となる丸糸殖産(株)(大阪市北区南森町2-4-4、木下勝弘代表取締役)に移転し、従業員は同グループの運営会社・(株)隨縁カントリー倶楽部(住所=丸糸殖産と同、TEL06-6312-8771、古井明徳社長)が再雇用したという。
同グループは、平成12年に隨縁CC恵庭コース(旧・丸増ノースヒルGコース、18H、北海道)を取得して、ゴルフ場業界に初参入。これまで取得したゴルフ場は計7コースで、会員制だったゴルフ場は旧経営が会員を整理した後に取得している。
このため、7コースは全てパブリック制で営業しているが、今回の軽井沢900Cは会員を引き継いでの経営交代で、同グループとしては初の会員制ゴルフ場となる。売買価格は推定で15億円。
正平合わせて1000名強在籍する会員の預託金(約1億円、平成15年2月12日に認可決定を受けた再生計画で預託金は99%カット後の1%が10年据置の新預託金となっている。再生手続きは今年3月15日に終結)も同グループが承継し、プレー権も従前通り保障。
また、15年5月に再開した名変は停止せず、クラブ競技は継続して行い、ゴルフ場名も変更する予定は当面内としている。
運営の(株)隨縁CCでは「同倶楽部は、これまで会員と向き合った運営をしていなかった。今後は会員の信用を得られる運営をして、信頼関係を深めたい。また、コースやハウスなどの施設はレベル以下のメンテナンスしか行われていなかった。そこで、メンテナンスをしっかり行い、来年までにはノーマルな状態に戻す。その上で、将来展望を考えたい」と語っている。
なお、再生計画に基づいて退会した会員に対する弁済(預託金の1%を平成16年から25年まで分割弁済)等については引き継がないとしている。また、8月1日付けで斉藤省三氏(前・隨縁CC竹岡C総支配人)が支配人に就任している。
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■平成19年1月1日より、ゴルフ場名変更
「軽井沢900倶楽部」→「隨縁軽井沢ナインハンドレッド倶楽部」
↓↓↓ 平成25年11月14日追加(関連情報)
丸糸殖産が経営するゴルフ場、新設分割で新設する丸糸殖産リゾート(株)に承継させる
↓↓↓ 令和3年4月26日追加
令和3年4月26日、隨縁軽井沢ナインハンドレンドCを稲治造園工務所のグループ会社へ譲渡
ゴルフ場名も、「隨縁軽井沢ナイインハンドレッドC」 → 「オーソルヴェール軽井沢倶楽部」に変更
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