成美デベロップメント(株)(東京都港区新橋4-31-6、TEL:03-5425-2111、佐久間哲也社長)は、茨城ゼネラルカントリークラブを競売で取得したとして、このほど旧会員に案内を通知した。
同社によると、平成17年8月29日に旧所有者からゴルフ場の引き渡しを受け、1週間近くクローズ後、9月3日に「スパ袋田ゴルフクラブ」の名称に変更してオープンするという。
旧会員については、預託金及びプレー権は引き継がないが、新規募集で6万3000円(税込み)のところ旧会員には3万1500円で預託金のないプレー会員権(譲渡可)を購入すれば会員資格を得られるという。
会員の会費は当面月会費として2625円を徴収する。営業料金はビジター費用概算(消費税込みでリモコンカート使用のセルフプレー)で平日7535円、土日祝日1万1775円を予定、乗用カート使用ではプラス1050円となる。
同社では、今のところ競売の詳細については明らかにしていないが、6月1日に水戸地裁から売却決定が出たという。同社は旧・千代田生命の債権を継承した会社から今年1月に債権を取得しており、債権者による自己競売となった模様だ。落札価格は3億円強とみられている。
一方、施設を落札された旧所有者のゼネラルキャセイ(株)(高山淳社長、東京都港区新橋6-11-1、TEL:03-3578-0911)は、「当社側での営業は8月28日まで、会員の預託金返還は当社に責任があるが、資産・現地収入もなくなり、借入も出来ない状態でその資力はない」と説明している。
成美デベロップメントは既報通り、同じゼネラルビルディング・グループの西方GC(18H、栃木県)を任意売買で取得し、7月16日から「栃木ウッズヒルゴルフクラブ」に名称を変更、今回と同様に旧会員には特別価格での会員権を案内したが、預託金及びプレー権は引き継がないとして旧会員に波紋を広げた経緯がある。
今回は競売のため法的にプレー権、預託金を継承する義務はないが、旧・西方GCから続く新旧2社の一連の措置に「2社の関係が不透明で納得できない」と本紙に通報する会員もおり、訴訟に発展しそうな様相ともなっている。
↓↓↓ 平成25年7月8日追加
平成25年9月1日の営業を最後にでスパ袋田GCを閉鎖し、メガソーラー発電所を建設
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