「佐野クラシックゴルフ倶楽部」(18H、栃木県佐野市寺久保町字大野1167、TEL0283-25-3811)を経営する(株)佐野クラシックゴルフ倶楽部の全株式を保有していた(株)住友金属工業から平成15年10月31日付けで買収し、市川氏が代表及び支配人に就任したもの。
同グループは、東急電鉄系の2コース(兵庫県・宮崎県)を含め今年3コースを買収しており、今回で4コース目の買収。ここ2年では6コース買収と、国内企業では目立ったゴルフ場買収を続けている。
栃木県内では昨年グループ入りした八洲CC(18ホール、上都賀郡粟野町)に続き2コース目の経営。グループ全体では17コース目となった。
同グループでは、11月から同GCのプレー料金を、平日で6200円(費用概算、乗用カートのセルフ、従来は9700円)土日祝日で9200円と大幅に値下げし、集客増を図るとしている。キャディ付きの場合はプラス3000円となる。
佐野クラシックGCは、(株)筑波学園GCのゴルフ場計画を住友金属系列が継承して平成3年に開発許認可を取得、5年から建設工事を開始し、9年9月にオープンした。
会員募集は、6年11月から1次法人会員を1口2800万円(預託金2450万円・5年据置)で行い、定員200口を全て関係法人で集めた。
しかし、8年から2次2850万円募集に移行したものの、入会者数が計280口程度のしか伸びなかった。このためオープン後は、乗用カートや友の会会員制度の導入などで入場者の確保に努めていたが、「コア事業の特化しているところで、いい引受先があったことから売却を決めた」 (住友金属広報)という。
また、住友金属では株式の譲渡に当たり、会員全員に対して預託金の返還を行うと通知、会員証券と引き換えに預託金全額の返還を行っているという。
「10月中旬に売却が決まった」と突然の話があったようだが、会員は住友金属の関係・取引先が大半で、特に混乱はないとしている。
↓↓↓ 令和元年7月30日追加
令和元年12月末日をもって、佐野クラシックGCを閉鎖しメガソーラー計画
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