平成13年4月28日に破産宣告を受けた、(株)日本ロイヤルクラブの破産管財人・五月女五郎弁護士(TEL:03-3353-7880)は、平成16年9月24日から従業員に対して、管財人の管理下にある福島県のゴルフ場3コースを韓国系企業に売却することを明らかにした。
売却するのは、那須ロイヤルCC(西郷村)、勿来VIPロイヤルCC(いわき市)、大玉VIPロイヤルCC(大玉村)。ゴルフ場従業員や地元紙の報道によると、韓国の食品会社「ヘチャンドル」とゴルフ場経営などを行っている「新天地リゾート」の2社が協同出資した「大河」(李潤秀社長=新天地リゾート副社長、本社=福島県安達郡大玉村大字玉井字北上台25・大玉VIPロイヤルCC内)と売買契約を8月末に結んだとしている。
売却価格は、3コース計で約13億円としている。新経営陣による営業は10月末からとなるようで、管財人は従業員に対して「継続雇用する」と説明しているという。コース名の変更の有無については触れていないようだ。
一方、旧会員(1万6332人、預託金計797億3480万円)の処遇については、管財人は以前から「配当はゼロ」と報告していた。
今回の説明では、新規会員の募集時には募集金額等で優遇するとしている。ちなみに大玉VIPロイヤルCCの会員有志は、(株)大玉オーナーズゴルフクラブを設立し、同CCを買収し、株主会員制にする方向で活動を行っていたが、今回の売買でこれを断念せざるを得ない状況となっているようだ。
なお、新経営陣は大玉VIPロイヤルCCには韓国人好みの温泉(露天風呂)を整備し、各ゴルフ場では宿泊施設の新設や増設を考えているとしている。
↓↓↓ 平成26年9月8日追加
平成26年6月、(株)大河、大玉・勿来・那須TAIGAの3コースを売却
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