御荷鉾カントリー倶楽部（群馬県）・外資系のバブコック・アンド・ブラウン（株）が買収

　債権者の申立により平成13年5月10日に経営の関越開発（株）が破産した御荷鉾カントリー倶楽部（18ホール、群馬県藤岡市）を、外資系のバブコック・アンド・ブラウン（株）（エリック・ルーカス代表、東京都千代田区、略称＝Ｂ＆Ｂ社）が買収することになった。破産管財人の山森一郎弁護士が会員に通知したもので、営業引受の賛助協力は藤岡商工会議所の竹村省会頭となっている。

　Ｂ＆Ｂ社は、預託金の返還債務は引き継がないが、会員の「プレー権」については年会費支払義務のある会員のみ引き継ぐ。「プレー権」は、年会費支払を条件にゴルフ場を利用できる権利で、会員及び準会員は原則無料で引き受け、平日会員等も2〜5万円の手数料で正会員に資格変更できる。

　Ｂ＆Ｂ社への営業譲渡日は１月24日を予定。同社はＪクラブ霞ケ浦Ｃ（茨城県、平成12年11月に買収）に次ぎ、日本で2コース目のゴルフ場経営となる。

　同ＣＣは、管財人がインターネットで引受手を募集するなど話題となったが、プレー権継承、外資＋地元での引き受けと破産事件としては異例ずくめのケースとなった。

　新クラブ名は、「メイレイクヒルズカントリークラブ」（〒332-0017　藤岡市三本木1039　ＴＥＬ　0274-23-6111　）新経営会社は、産廃処理会社・東明興業（株）（東京都練馬区北町6-16-18　代表取締役：伊勢文雄、会長：福田義明）、同ＣＣを運営するのは、東明興業の関連会社で宝明興業（株）（東京都練馬区谷原6-17-2　代表取締役：比奈田明彦、会長：福田優子）

　旧会員のプレー権のみ新経営会社に継承される（預託金債務は一切継承されない）、旧会員は年度会費制（4月〜3月）とし、当年度年会費（全日会員25200円・週日会員12600円、税込み）の納入者のみ、当年度プレー資格を認める方式を採用する。プレー資格は当人のみの一代限りとする。（この登録は、平成15年4月30日で終了）。

　新会員の募集・名義書換については詳細未定の由。

　募集したのは「オーナーズメンバー」と称した株主会員正会員で同会員は東明興業の子会社で同ＣＣを運営する宝明興業（株）の株式も保有する。入会者は関係会社や旧・御荷鉾ＣＣのメンバーなどで49口としている。

　同ＣＣでは、同メンバーを定員200名間で募る方針だが、7月のほぼ1ヶ月間を募集期間とした第1期の募集が終了したことから、名変の要項を定めたという。

　尚、第2期の募集については今のところ未定。旧・御荷鉾ＣＣの会員は旧経営会社の破産により会員権は継承されていないが、「プレーヤーズメンバー」として登録した会員は、譲渡不可ながら当年度の年会費納入を条件に利用できる会員となっている。

　同クラブでは平成16年3月1日より会員募集を開始しました。詳細は下記のとおりです。

　�@ 募集概要

　　　正会員　募集口数 500口・・・募集金額700,000円（税別）
　　　平日会員　募集口数300口・・・募集金額300,000円（税別）
　　　※いずれも入会金のみ（保証金・預託金等はなし）

　�A 名義書換料（1名につき）

　　　正会員：10万円（税別）
　　　平日会員：5万円（税別）＊土不可
　　　相続など利用者変更：5万円（税別）

　�B 問い合わせ先・・・コース（TEL：0274-23-6111）

　　　※当該会員権の名義書換用紙はまだ作成していないとの由です。
　　　※昨年より実施している株式会員（オーナーズメンバー）も引き続き募集中です。