「市貝カントリー倶楽部」(栃木県芳賀郡市貝町石下136-5、TEL0285-64-1164)は約12年前の平成14年11月に、大阪のニチゴ(株)が「ライトエアーネットワーク(株)」(以下、ライト社)から総額94億円で取得したもので、94億円のうち43億円はライト社が(株)日貿信に対して負担する借入金債務であったため、ライト社に対しては差額の51億円を分割で支払うこととなった。
それが、バブル崩壊で支払いが滞り、ニチゴ(株)は平成9年12月和議の申立を行い事実上倒産。市貝C(株)が先の51億円の債務を継承して支払いを続けていた。
しかし、市貝C(株)はライト社への支払いに関し12年7月に不渡り事故を起こしたため、ライト社は関連会社であるしんとく建設工業(株)に未収金23億円を債権譲渡するに至り、同工業が13年4月に市貝C(株)の破産を申し立てるに至ったという。
加えて、日貿信の債権(第一抵当で60億円)を外資系債権回収会社を経由して取得し、担保権者になったという(株)山富から、
@ 近日中に競売を実施、
A 山富が自己競落、
・・・・するという申し入れがあり、元本でも40億円の債権があることから山富が自己競落する可能性は大で、会社存続は困難であるとした。
このため、双方協議した結果、山富側が出資するスーパーゴルフ(株)(以下、新会社)に同ゴルフ場の経営を委託する和解を成立させることが出来たという。新名称は「スーパーゴルフカントリー倶楽部」(平成17年6月1日より)。
和解内容は、
@ 会員のプレー権は新会社が新規に受け付ける、但しゴルフ場用地を(株)山富が自己競落する
ことが条件で、同期間までは暫定的に登録を受け付ける、年会費(2.52万円)支払いを条件とする、
A 新会社は会員の預託金については継承しない、
・・・・としている。
ちなみに、新会社の役員にも就任している山崎栄一支配人によると、(株)山富は大阪の投資会社で同社の支援もあってクラブハウスが完成したという。
また、市貝C(株)はグループの青森ロイヤル(株)の支援で運営を続けてきたが、破綻状態にあり、預託金返還資力はないと説明している。
↓↓↓ 平成30年10月22日追加
平成30年12月一杯をもって、スーパーGCC益子コースの営業を終了
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