『 東軽井沢ゴルフ倶楽部の経営会社・(株)東軽井沢ゴルフ倶楽部(牧野孝一社長)は、平成17年6月6日に前橋地裁高崎支部へ民事再生法を申請した 』と報じたが、同年10月1日に東証一部上場のパシフィックマネジメント(株)(以下=PMC、高塚優社長、東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー5階、TEL:03-5251-8511)が、同CCをM&Aで取得したことが判明した。
同日付けでPMCの100%子会社・パシフィックスポーツアンドリゾート東軽井沢(株)を設立し、営業譲渡によりゴルフ場事業を継承し、今後はクラブハウス改築工事を実施し、ゴルフ場名は変更せず従来通りパブリックで営業を継続する方針だという。
同GCは会員制で平成10年9月に開場したが、預託金の保障制度により約800名在籍していた会員には預託金が返還され、民事再生法申請時にはパブリックで営業を行っていた。
PMCは平成7年に創業し、昨年11月東証1部に上場した。「総合不動産投資ファンド運用会社」を目指し、民事再生法案件・会社更生法案件を中心にM&A等の手法により、資産取得を積極的に展開する方針という。
また、来年11月期までに300億円のゴルフ場案件での資産取得を見込み、今後5〜10コースの追加取得を予定、知名度・ステータスの高いゴルフ場を中心に、ゴルフ場のファンド組成を目指す模様。
ちなみに、PMCグループがゴルフ場を所有するのは初めてで、今回の買収による総投資額は取得費や改築費を含め約10億円を予定しているという(東軽井沢GCの譲渡代金は推定約7億円)。
尚、再生計画案の提出期限は11月16日まで。
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