『 さくらんぼカントリークラブ(18H、山形県村山市大字名取3302、TEL:0237-53-3311)(株)さくらんぼカントリークラブ(資本金8000万円、山形県村山市名取3302、松井久志社長、従業員15人)は、平成14年3月15日に山形地裁へ民事再生手続き開始を申請した 』と報じたが、
さくらんぼCCの経営会社・(株)さくらんぼカントリークラブの75%の株式を、同じ山形県の天童カントリークラブ(18H、天童市大字川原子4278-103、TEL:023-656-2241)の経営会社・天童ゴルフ(株)(山本惣一社長)が取得して、事実上傘下に収めたことが判明した。
天童CCは、同CCが再生手続き中にスポンサーとして立候補したものの撤退。その後も、同CC側から強い要請もあり筆頭株主になった模様で、天童ゴルフの山本社長は、さくらんぼCCの代表取締役会長に就任、早坂悦男代表取締役社長は留任で2人代表となり、平成17年11月10日に登記を済ませたもの。
さくらんぼCCは、平成14年12月に再生計画案が成立し、資本金の減増資で株主は(株)日本ダンロップ系列から地元の14法人・個人に移行した。資本金は8000万円(1600株)で、天童CCは新株主から株式の75%(1200株)を平成17年10月20日に取得して筆頭株主となった。(株主は天童CCを含めて6法人・個人)。
天童CCの野川寛専務は、この資本提携について「ゴルフ場経営は厳しい局面を迎えている。そこで、資材・機材の共同使用や共同購入をして、効率の高い経営を行うことが、今回の目的の一つ」と説明している。ただし、両ゴルフ場の独自性や特徴を尊重した経営を行うという。
このため、会員同士(さくらんぼCCは700名台、天童CCは約1400名)が常時交流するというような姉妹コースにはしない方針のようだが、1週間などと期間限定での交流(会員料金等で受け入れ)は考えたいとしている。 |