平成17年4月1日に今季の営業を開始したサニーカントリークラブ(27H、長野県佐久市協和3491、TEL0267・54・2121)経営の望月サニーカントリー(株)(資本金1億円、住所はコースと同)は4月12日付けで、清水栄吉氏(元STT開発(株)代表取締役社長)個人が同社のオーナーになる経営交代があったこと、さらに旧・経営会社である斑尾高原開発(株)が民事再生法を申請したことを、会員に通知した。
望月サニーカントリー(株)は、昨年11月にサニーCC経営の斑尾高原開発(株)から、会社分割(吸収分割)によりゴルフ場事業に関するすべての譲渡を受け、それ以降、独立経営を行ってきた。
新オーナーの清水栄吉氏は、望月サニーカントリー(株)によると、前代表の小川正夫氏とは旧知の間柄で、このことから、小川一族や斑尾高原開発(株)が所有していた望月サニーカントリー(株)の株式全てを、清水氏が取得した模様だ。
なお、清水氏は4月1日付けで小川正夫氏が務めていた望月サニーカントリー(株)の代表取締役社長及びサニーCC理事長に就任している。
望月サニーカントリー(株)では、「斑尾高原開発(株)とは人的、財務的に完全分離しているので、(今回の)再生法申請の影響はない。会員(約1520名在籍)の権利や従業員の雇用については、従来と何ら変わらない。当社は銀行からの借入れはほとんどなく、営業努力すれば経営も安定する」と話している。
一方、望月サニーカントリー(株)にサニーCCを譲渡し、スキー場等の経営を行っていた斑尾高原開発(株)(小川正夫代表、資本金2億円、長野県飯山市、登記面=東京都港区)は4月12日に東京地裁へ民事再生法を申請し、同日保全命令を受けた。
申請代理人は服部弘志弁護士(TEL03・3580・0123)他1名で、監督委員には小澤徹夫弁護士が選任されている。
同社は昭和51年に「斑尾高原ホテル」と「斑尾高原スキー場」の運営を目的に設立され、61年にサニーCCの営業譲渡を受けるほか、不動産業にも進出するなど多角経営を行ってきた。
しかし、ホテル・スキー場事業の経営が極めて難しく、売上げの減少に加え銀行からの借入金返済が負担となり、今回の申請となった。負債総額は約52億円。
↓↓↓ 平成27年12月9日追加
平成27年12月8日、サニーCCの経営会社・望月サニーカントリー(株)が民事再生法
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