既報通り、3月14日に民事再生法の適用を申請した「山武グリーンカントリー倶楽部」(千葉県山武市椎崎1552)の経営会社・(株)山武グリーンカントリー倶楽部は、会員(223口)及び一般債権者にローンスター(LS)グループの支援を受け、自主再建を図る再生計画案を配布したことが判明した。
同社は、民事再生に至った経緯を下記のように説明、
@ 昨年3月に別除権付債権を取得した(株)整理回収機構と支払い等について交渉を重ねたが
まとまらなかったこと、
A 会員が預託金返還請求訴訟を起こす可能性があること、
別除権付債権については、再生法申請後にローンスター(LS)グループが譲り受け、モルガン信託銀行に信託されている。
再生計画の骨子は、
スポンサーの支援を受けながらの自主再建を図るもので、支援先から借り入れた資金を弁済に充て、同社の資本金8000万円は、100%減資した上で新株を発行し、現経営陣側でその株式を引き受ける予定。
・退会会員を含む一般債権者への弁済条件は、
一般債権のカット率は、3億円以下が99%、3億円超〜30億円以下が99・6%、30億円超が99・7%
預託金を99%カット、残り1%(1口28万円)を再生計画認可可決後90日以内に一括弁済
・継続会員は1%を新預託金(10年据置)とした証券を発行、
決定確定後60日以内に意思表示すれば3分割「新正会員1口+子正会員(平成20年12月
まで無記名利用可)+子平日会員(同)」
現在、ゴルフ場運営をLSグループのパシフィックゴルフマネジメント(株)(PGM、東京都港区)に委託している。再生計画案の賛否を決議する債権者集会は、8月2日に開かれる予定。
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