オリエンタルゴルフ倶楽部を経営し2月22日に民事再生法を申請した(株)オリエンタルコーポレーションのスポンサーに、ユニマットグループが内定していることが明らかになった。
平成17年3月11日に開いた債権者集会で、債権者の質問を受けてユニマットグループがスポンサー候補であることを明らかにしたもの。スポンサー付の再建となるが、資本注入型か、営業譲渡型になるかなどの支援形態は明らかにしていない。ユニマットもこの件についてコメントを控えている。
もっとも、オリエンタルはスーパーのダイエーを創業した中内氏に関係する会社ということもあり、中内色の払拭と、100億円以上の貸付金問題等から営業譲渡型のよる再建になるとみられる。
ユニマットグループは、自社開発やゴルフ場企業の株式取得、さらには民事再生法や会社更生法などの法的手続きを経て、計11コースのゴルフ場を傘下に収めている。また、民事再生手続き中の白鳳CC(18H、千葉県)のスポンサーにも内定するなどゴルフ場事業を依然拡大している。
ちなみに、債権者集会でオリエンタル側が配布した資料によると、再生手続きとなった理由として、
@ 開場当初(平成4年10月開場)からの営業損失、
A 平成11年以降の過大な賃料負担
・・・・等を挙げている。
負債は299億9750万円で、その内の99・9%に当たる299億5562万円が預託金となっている。また、資産はクラブハウスなどの構築物(簿価51億円余)や一部用地(同6100万円余)、貸付金(同103億円余=清算評価不明)。
賃料負担や用地の簿価でも分かる通り、コース用地は借地。この用地については、いずれスポンサーが譲り受けるものとみられる。
↓↓↓
平成17年11月8日に再生計画案が認可決定し、12月9日に認可決定が確定した。
継続会員(法人会員)は、配当相当額(一次配当は3・6%程度)を預託金とした新証券を発行。ダイエーを創業した中内氏の資産管理会社の精算(平成17年12月28日に(株)マルナカ興産等3社は特別精算開始決定を受けた)等から追加配当がある見込み。
↓↓↓
平成20年12月25日付けで(株)オリエンタルゴルフコーポレーションが、大阪地裁から再生手続終結決定を受ける。
↓↓↓ 平成26年3月19日追加
平成26年1月31日、ユニマット、オリエンタルゴルフ倶楽部を新設分割後に売却し経営交代
|